以前不思議な夢を見たことがあります。本来夢の話などこういうところに書くべきではないと思われますがあまりにありがたいので備忘録として残しておきます。
夢に亡父が出てきて「今までの修法で効現のあったのは9割くらいか?」と聞くのです。私はそんなことは考えたこともなかったので「さあ・・分からない」といいましたがあまりに有難く気持ちが良かったので起きてしまいました。おきてつらつら考えるにいままで無数の修法を行ってきており、また今も毎朝修法を行っていますが、本当に大切な節々の修法はみな叶えられてきたことにはじめて思い至りました。一番の思い出は東日本大震災の原発事故で東日本全体がだめになるかもしれない、と言われた時です。このときも必至で仁王法を修法しました。そして修法中に窓に鳩が止まったのでこれは大丈夫かもしれないとおもったことがあります。次に尖閣に中国船が大量に押し寄せて一触即発になろうとした時がありました、この時も仁王法を修法したのですがいつのまにか治まっていました。多分こういう時は日本中の高徳な僧侶の方々が拝んでいるので私如きの愚僧の出る幕ではないのでしょうが、虚仮の一念岩をも通す、ということわざもあります。また修法そのもののもつ有難さがあったのだと思います。不思議な有難いことはあるものです。
最近は日本人の精神基盤が拝金主義者によって崩されている気がしています。この日本人の基盤を再生するために祈りたいと思っています。蟷螂の斧の最たるものですが。