自身仏
2019-03-28 | 法話
以前どこかで以下のような一文を読みました。筆者の禅僧が師僧から「お前さんは、そんなに道力があるわけでもないのだから、多くの人を救おうなどと大それたことを考えないで、まず身近な人を幸せにしてあげなさい。」と言われたという一文です。
これだけでも自分にひきくらべてなるほどと思いましたが今朝、修法していて「この師僧のおっしゃった『身近な人』とはこの『禅僧の中の仏さま』のことを言われたのだ」と思いました。自分も最近生々しい仏さまを薄っすらと自分の中に感じることができるようになりましたが、仏さまはあらゆるものの中にいらっしゃるというのが大乗仏教のエッセンスです。これを本心から体得できないで皆、外に向かって求めてのたうち回っているのです。自分の中に仏さまがいらっしゃると本当に生々しく実感できればそれこそまず自分自身を幸せにでき、ひいては万人を幸せにできるのだと思いました。そのためには日々「自身仏」を修行により供養し喜んでいただかなければなりません。この方の師僧はそういう意味で言われたと思いました。
これだけでも自分にひきくらべてなるほどと思いましたが今朝、修法していて「この師僧のおっしゃった『身近な人』とはこの『禅僧の中の仏さま』のことを言われたのだ」と思いました。自分も最近生々しい仏さまを薄っすらと自分の中に感じることができるようになりましたが、仏さまはあらゆるものの中にいらっしゃるというのが大乗仏教のエッセンスです。これを本心から体得できないで皆、外に向かって求めてのたうち回っているのです。自分の中に仏さまがいらっしゃると本当に生々しく実感できればそれこそまず自分自身を幸せにでき、ひいては万人を幸せにできるのだと思いました。そのためには日々「自身仏」を修行により供養し喜んでいただかなければなりません。この方の師僧はそういう意味で言われたと思いました。