福聚講

平成20年6月に発起した福聚講のご案内を掲載します。

晋の訶羅竭は湧き水で疫病を治癒

2022-08-02 | 法話


訶羅竭
「高僧伝」「訶羅竭は本と樊陽の人。少にして出家す。誦經二百萬言。性虚玄にして戒節を守る。善擧厝美容色。頭陀を多行し獨り山野に宿る。晋の武帝太康九年288、暫く洛陽に至る。時に疫疾甚しく流る。死者相ひ繼ぐ。竭(訶羅竭)ために呪治す。十のうち八九は差(いゆ)。晋の惠帝元康元年291に至り、乃ち西入して婁至山に止まり石室中に坐禪す。此室水を去ること既に遠し。時人、澗を開かんと欲す。竭(訶羅竭)曰、「不假相勞」。乃ち自ら起て左脚を以て室西石壁に蹍ず。壁陷ちて指を沒す。既に足を拔けば水中より出。清香軟美四時不絶。來飮者は皆な飢渇を止め疾病を除く。元康八年(298)に至って端坐して化す。弟子、西國の法に依りて之を闍維す。焚燎累日すれども屍は猶ほ火中に坐し灰燼せず。乃ち還りて石室内に移す。後に西域人竺定、字は安世、晋の咸和中(326年 - 334年)に其國に往く。親しく自ら屍を觀視するに儼然として平坐し已に三十餘年。定(竺定)は後に京に至り之を道俗に傳ふ。」

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