十八日、聖観世音菩薩(「三十日秘仏」)。観音経抄に曰「機感相と応の始と末を観察するを観と号し、観るところの境界を世音と称す」と。(観音菩薩は衆生が救いを求めると直ちに救済する菩薩で、密教では胎蔵界の中台八葉院・蓮華院・釈迦院に位置する。
(観音様は般若心経の最初に出てきますし、観音経もよく読まれます。このなかで「一心称名。観世音菩薩。即時観其音声。皆得解脱」とありますように観音様 . . . 本文を読む
千手千眼觀世音菩薩廣大圓滿無礙大悲心陀羅尼經 唐西天竺沙門伽梵達摩譯 如是我聞、一時釋迦牟尼佛、補陀落迦山の觀世音宮殿寶莊嚴道場中に在し寶師子座に坐す。其座は純に無量雜摩尼寶を以って莊嚴し、百寶幢旛周匝懸列せり。爾時如來彼の座上において將に總持陀羅尼を演説せんと欲したまふが故に、無央數の菩薩摩訶薩と倶なりき。其名を曰く、總持王菩薩・寶王菩薩・藥王菩薩・藥上菩薩・觀世音菩薩・大勢至菩薩・華嚴菩薩・大 . . . 本文を読む
太上感応篇(全編)太上感応篇(道教の経典。南宋 の李昌齢 が太上老君 (老子) のお告げをまとめて編んだ)太上 曰わく 禍福は門無し。唯人自からまねく。善悪の報いは影の形に随ふが如し。是を以て天地には司の神有りて、人の犯す所の軽きと重きとによりて以て人の算(いのちのかず)を奪う。算減ずる時は則ち貧しくおとろえ、多く憂い患しみに逢う。人は皆これを悪み、刑禍はこれに随い、吉慶は之を避け、悪星は之に災い . . . 本文を読む
ダライ・ラマ法王法話「宗教と科学からエコロジーと持続可能性へ:イスラム教と仏教からの視点」
2022年1月15日12:30 - 13:30、インド、ヒマーチャル・プラデーシュ州ダラムサラの法王公邸よりダライ・ラマ法王が、「宗教と科学からエコロジーと持続可能性へ:イスラム教と仏教からの視点」という主題で、2日間にわたるイスラム教・仏教・エコ対話(IBED 2022)の開会式で法話を . . . 本文を読む
弘仁四年813一月十四日は最勝王經の講讃の後、清涼殿上の論議に大師(40歳)が参加された日です。・日本後紀・弘仁四年一月に「戊辰,最勝王經講畢.延高學僧十一人於殿上論義.施御被.」 . . . 本文を読む
経典には繰り返し国防の大切さが説かれています。大蔵経典には「防衛」という語が111か所も出てきます。・例えば大般涅槃経にはお釈迦様の舎利を守るために兵を厳重に配置し防衛守護したとあります(大般涅槃經卷下「還歸入城。起大高樓而以舍 利置於樓上。即嚴四兵。防衞守護」)。・「大乗大集地蔵十輪経巻二・十輪品第二には王は・・堅固なる城郭・村坊・戌邏・国邑・王宮、広く説かば乃至 . . . 本文を読む
今日は四天王寺どやどや祭です。
(2021年2022年は中止)四天王寺では、修正会が、毎年元旦から始められ、14日の結願日には「どやどや」と呼ばれる行事が執り行われます。寒風の中、ふんどし姿の若者たちが六時堂前で経を唱え、上からまかれる柳の枝にはさんだ牛王札を紅白の旗を立てて取り合います。この札は害虫除けにもなるといわれ、勝った方がその年の豊作となるといわれます。この祭は、岩手県の蘇民祭、岡山県 . . . 本文を読む
今日は梅原猛氏の命日です。氏は2019年(平成31年)1月12日93歳で亡くなっています。
1、梅原猛「歓喜する円空」には「(明治維新と敗戦により)日本は世界の国々の中でほとんどただ一つの、少なくとも公的には神も仏も失った国となったのである。」としています。
「円空は護法神を多く作って、日本の神々がすべて護法神となって仏法を護ることを願ったが(「飛州史」には円空の「我山岳に居て多年仏像を造り、 . . . 本文を読む
大師は仁王法を重視され何度も修法されています。・弘仁元年810十一月高雄山寺に於 て仁王大法を修される。・天長二年825四月二十日には勅を奉 じ て東寺講 堂を創建、仁王經大法を修されています。 講堂 は五佛 五菩薩 五大明王六天の二十 一尊を安置せる道場 で、仁王護國般若波羅蜜多經の曼茶羅を造立したも のであり、鎭護國家の精神を最もよく發揮 してゐる。(年譜九、 二八三。高祖大師の鎮護国家思想と . . . 本文を読む
今日は田打正月です。田仕事の仕事始めの行事として、田に松を立て、供物を供え、鍬で打って豊作の予祝をすることとなっていたようです。
「年中行事覚書・柳田国男」「正月十一日を、田打正月と呼んでいる地方は広いが、これは私には新しい流行かと思える。」 . . . 本文を読む
今日は遊行寺の札切り
藤沢市の時宗総本山・遊行寺で正月十一日に行われる行事(十二日は初札配り。今年はコロナで中止)文永十六年1274、一遍上人は紀伊の熊野本宮で参籠中に賦算の神託を受けた。
此の時の神呪感得の頌を「六十万人頌」(「六字名号は一遍の法なり。十界の依正は一遍の体なり。万行離念して一遍を証す、人中上々の妙好華なり。」)といいこれより念仏札「南無阿弥陀仏、決定往生六十万人」の札を配る。 . . . 本文を読む