ヒヨコ・イン・ザ・ワールド

Fukunosukeとhiyokoが綴るブログ。バリ島旅行記とスペイン旅行記だったのですが、最近は色々増えました。

イルジョット

2022-03-29 06:05:10 | たべもの イタリアン フレンチ

Fukunosukeです。

 

半月。急に暖かく春を予感させる日でした。

 

これまで紹介してこなかったのですけれど、駒沢公園の近くにイタリアンの名店があります。

 

イルジョット。

 

小さな一軒家レストランです。

 

ここは先日伺った浅草のエタップ同様、サカエヤのお肉を食べられる数少ないお店です。とても美味しいので何度か通っています。

 

前菜はサクラマス、マグロのカルパッチョ。春の野菜がアクセント。イルジョットは肉だけでなく魚も美味しいんです。

 

豚足を豚のゼラチンだけで固めたテリーヌ。酢漬けのチェリーがいいバランス。

 

愛農ポークの生ハムを使ったブルスケッタ。こちらの名物料理です。すりおろしたわさびがいい感じに爽やか。

 

白魚、メヒカリのフリット。

 

生の蛍烏賊。生だとちょっと大きいんですね。ゆでると縮むんだ。

 

その蛍烏賊を使ったパスタ。結構ピリ辛です。

 

メインの肉に備えて赤ワイン。値段はそんなに高くないですが1999年産だそうです。僕まだ生まれていないや。

 

そしてついに、出ましたサカエヤの熟成肉です。二種盛になっていて、左が16歳、右が8歳の経産牛だったかな。

 

経産牛ですか?

 

そうなんです、経産牛。サカエヤさんではお産を終えたお母さん牛を手当てし食肉にします。経産牛、しかも元はA2、A3クラスの牛をA5クラスに劣らない芳醇なお肉に変身させるすごい技術を持っているそうなのです。

 

これが16歳。

 

こっちが8歳。

 

そんなお肉なので、サカエヤさんのお肉は焼くのが難しいのだそうです。だから腕を見込んだシェフにしか肉をおろさないのだとか。イルジョットのシェフは焼き方が抜群です。セジールのオープン時に厨房でお肉を焼いていたんだとか。最高の食材を最高の調理で提供してくれます。これがたまらないです。

 

デザートのプリン。濃厚で大人のプリン。

 

ここはシェフ一人、ホール一人で切り盛りする小さなお店。お料理はシェフが全部一人で作ってます。それだけに料理がぼやけないというか、いつ来ても完成度の高いお料理をいただけるのでとても気に入っています。

考えてみると、こういう規模のお店にお気に入りのお店が多いなあ。

でもサモトラのシェフに聞いたところ、そういうお店はこの先少なくなるはずだっておっしゃってました。厳しい修行を経、年季を積んだ本当の料理人だけができる仕事。次第にそういう経験を積んだ料理人は少なくなってくるだろうということだそうです。

 

 

 

 



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