ヒヨコ・イン・ザ・ワールド

Fukunosukeとhiyokoのlifelog。

香港大忘年会10:香港一のレストランとは(天香楼)

2009-01-15 23:24:41 | 香港&マカオ
Fukunosukeです。


ベッティーナさんのシンクロレポートはコチラ


香港には、星の数ほど飲食店があります。なので、評価の観点や好みで
“どこの店が一番”というのは変わりますが、ここ天香楼は「味も値段も
超一流」の呼び名が高いお店です。




これが“超一流?” 味はともかく、そんな高級店に見えない。



ふーむ。やっぱりそんな高級店には見えませんよねぇ。




ともあれ、大忘年会#2はスタート!
(あ、ちなみに#1は金山海鮮酒家のつもりです)


どこでも出てくる漬物ですが、美味しい。只者ではない予感。



酔っぱらい蟹。生の上海蟹を30年物の紹興酒に漬けた逸品。


日本でも酔っぱらい蟹は食べられますが、さすがに別物。
円熟した紹興酒と最上等の蟹味噌が渾然となって、何とも
言えない濃厚な味わい。

そうですねー。 すごく美味しいピータンの黄身にも
似てるかも(凡人の味覚表現の限界)。




これがその30年物の紹興酒(本によって28年と書かれて
いたり、32年と書かれていたりします)。


蔡瀾氏の本によれば、“香港一の紹興酒"だそうです。
紹興酒の事なんて詳しくないですが、確かに角や刺激が
なく、甘くて飲みやすい。正直に言うと、一口飲んだ時は
“シロップの風邪薬みたい”と思ってしまったほど。
でも確かにおいしい。


川えびの龍井茶炒め。

なんでもない炒め物にしか見えませんが、すばらしい!
油くどくなく、薄味で、とても繊細に調理されている
ことが分かります。噛み締めるとほんのりお茶の香りが
して、食後口中がさっぱりする。不思議。



田うなぎの油炒め.

田うなぎって、でかいドジョウみたいなお魚。これは
本当においしかった。今までたべた「こんな感じの料理
(←スイマセン)」では間違いなく最上。

うなぎ、あなご、ドジョウなんかに通じる、“濃厚なスタ
ミナのエキスみたいな濃い旨み(なんだそれ)”が底に
あって、噛むほどに味が染み出てきます。



豆苗の炒め。

これだって見た目は普通。でも、下準備の段階で使う
部分と使わない部分を手作業でより分けて、厳選した
部分だけを使うんだそうです。

なるほど。口に入る豆苗は、どれも同じサイズと食感。
これだけの豆苗を下準備するのは大変!

僕が香港に感ずるイメージからすれば、信じられない
手間をかけているのだそうです(失礼)。




東坡肉。

「脂ぎってトロトロ」が好きな人は首を傾げてしまうかも。
そのくらい、油が落ちてくどくない。こういうのは初めて
食べました。もちろんおいしい!




そして! 椀に盛った麺にかけているのは、上海蟹の餡!



上海蟹の味噌と身、塩だけで作った餡を乗せた麺。


上海蟹の素材に自信がなければこんな事やれないと思います。
これは超贅沢だなー。


ここ、メニューに値段がなく、1人2万円を超すこともあると
言われビビッていたのですが、一々値段を聞いて注文した
結果、1人7000円弱くらいであがりました。

これなら味も値段も納得! 香港で上海蟹を食べたいと
思ったら、間違いなくここで決まりですね!

あ、蒸し上海蟹を頼まないから安く上がったのかな?






なぜか、常に2回戦をする今回の食べ歩き。
デザートは河岸を変えて、許留山というスイーツ屋さんへ。



おや。男ベッティーノさん。日本男児としてはこういうの
ダメすか。

あ、好きみたいです(はぁと)。



女性陣は作戦会議。



ちっちゃい白玉というか、でっかいタピオカ? 芯の部分が粉っぽ
いんだけど、無性に好き。




香港はマンゴーの食べものが安くていいね。



僕は変な飲み物頼んじゃった。

一行からは大不評。お前の注文センスは悪いと
hiyokoに罵られました。



涙にくれつつ、つぎは「はんこを作り」に行きます。

香港大忘年会9:Fukunosuke、黄大仙で占いをする

2009-01-14 22:57:16 | 香港&マカオ
Fukunosukeです。


女性陣は、連れ立って買い物に行くそうです。
Fukunosukeは別行動(逃げた)。黄大仙に占いに行く事にしました。



黄大仙は、香港で一番大きな道教のお寺。チムシャーツイ(尖沙咀)
からは、地下鉄で30分もかかりません。



境内は人でごった返しております。





もう少し、お供え物の体裁は考えた方が素敵です。




涙が出るほど煙いなら、お線香は1人1本にすべきです。




ところで占いはどうなった。


ここへ来る前、インターコンのコンシェルジェに段取りを
詳しく聞いておきました。結構難しいんですよ。

※ 香港に行く前にやり方を調べたのですが、いい情報があり
 ませんでした。これから行く人は参考にしてください。


その1:
  占いたい事を紙にリストアップする(例えば、「仕事」「健康」等々)

その2:
  占い事を一つずつ念じながら、おみくじを引いて番号をひかえる
  (例えば、「仕事は87」、「健康は15」)
  注)正式には、番号を引いたら、半月のサイコロみたいのを振って
    その番号でよいか確かめるようですが、しない人も多い。

その3:
  占いの館に行って、直感で占い師を決める

その4:
  占い師におみくじの結果を見せて、説明をお願いする
  (1件30HK$ほど)

その5:
  その他、顔相や手相、生年月日や風水等による占いを希望する
  人は、価格交渉してみて貰う(1方法300HK$前後)
  ※ お金かかりますが、むしろこっちが本番。


なんでそんな面倒なシステムなんだ。





おみくじの結果を握りしめて、Fukunosukeは占いの館にやって来た。



いやビックリ。建物は2階建てになっていて、2坪ほどの
占いブースが、150軒位ずらっと並んでいます。



ブラブラ歩き回って、どこにしようかと物色(勿論日本語可能なとこ)。


まず、

  ・呼び込みの声が大きすぎるところは遠慮したい
   派手すぎる店構えも胡散臭い

  ・辛気臭く、貧乏くさい(繁盛してなそう)のは論外

  ・営業中なのに、飯食ったり将棋を指したりしているのはヤダ


   ⇒ 結構、そういうのが多かったりする。



という訳で、いかにも霊感が強そうな女性の占い師に決定!




ホラ、なんだか“キッ”とした顔つきでしょう。叱られそう。





さて、占いの実況中継。


Fuku:「で、どうでしょう」


占師:「ジッブン(自分)、ニッセンハチ、キュウネン(2008、2009年)
    シゴットヨクナイトシ! クロウスルゥ!」

Fuku;「え?」

占師:「コンナン(困難)! ジッブン(自分)シゴットワルイ!キヲ
    ツケル!デモ、ジッブンタチムカァウ(立ち向かう)! ソレオ
    ノォリコエル! ニッセンジュウネンカァラヨォクナル!」

Fuku:「あー、うーん」

占師:「ケッコンLasts Long。ザイウン(財運)、ケンコウ、ダイジョブ!」
    リーダーシップモアルネ」

Fuku:「あ、財運がいいって初めて言われた。転職とかしちゃダメですか」

占師:「イマノシッゴトワァ、ムイッテイル(向いている)。
    アナタニイイシゴトォ。テンショクハダァメ。ニッセン
    キュウネンハ、テンショクモシゴトモダアメ」

Fuku:「はいはい。あちゃー、、、。逃げられませんかー。」


占いは、生年月日(旧暦)と、顔相、手相で複合的に判断するよう
です。この他にも色々占ってくれましたけど、結構当たっていたかも。
ということは、やっぱり09年の仕事は大変かー。 甘い事考えずに
頑張るしかないですね。

なんだかんだ言って、2010年からはイイらしいし!



、、、え? 占いの結果って、人に話すと当たらなくなっちゃうの?




次は、「香港一のレストラン」を紹介します。

香港大忘年会8:ワンタン麺と牛記茶室

2009-01-13 20:50:03 | 香港&マカオ
Fukunosukeです。



今日は、お昼ご飯を食べに、スターフェリーで香港島に渡ります。



やはりこうしてみると、高層ビルが増えました。



香港では粥麺屋が沢山あります。ここはワンタン麺で有名な、、、、

とても読める字じゃないですね。ガイドブックによると、
「まっあんげいわんたんみんさいがー」と読むらしいです。



やっぱりここも、入り口横に厨房があるんですね。



店の奥では、手際よく麺を1人前ずつ小分けにしていきます。


それにしてもこのお店、狭いのに店員が10人くらいいる。
それだけ流行っているということか。



ワンタン麺。久しぶりー。ここ数年、日本のラーメンは
とんこつのゴッテリしたスープが主流ですから、こういう
すっきりした味のつゆそばは、しみじみホッとします。



香港のワンタンは、日本とは違ってエビ(海鮮)が基本です。
肉のワンタンは、わざわざ「肉ワンタン(そういう字じゃない
ですが)」と表現するくらいです。エビワンタンは、プリプリ
して美味しい。


エビ卵のせ麺。カラスミにも通じる味ですね。ハマる味。




さて、予告通り「昼食のはしご」。目指したのは牛バラ麺で
行列するという「九記牛腩」なんですが、残念なことに休業日。



近所に「牛記茶室」という、うっかり者の日本人観光客なら間違え
そうな名前の食堂を発見。

男性陣は「名前がなんだか似ているんだ。だいたい一緒だろう。
腹減ったよ。いーじゃんこれで」と圧力をかける。

女性陣は「えー、これー、大丈夫かなー」と覗き込みつつしり込み。
(注)右のおじさんは知らない人です。



店内を見ると、地元の人達が盛大に食べてます。熱気ムンムンで食に
挑む様子からして、なかなかおいしそう。じゃここに入ってみよう!

でもちょっと困った。ここはまったく英語が通じないみたい。



ともかく、五言絶句みたいに漢字が並ぶメニューと店頭の写真を頼りに
あてずっぽうに注文。どんな味の料理が出てくるかは一か八か。



スペアリブの何とか。お、ご飯が欲しくなる!


ナスの何とか。アツアツ! 上あごベロンになっちゃたtけど、
何とも美味しい。ちなみにベッティ夫婦は大ハッスル。密かに
「茄子好き」であることが判明。



牛肉とハムの黒胡椒炒めを乗っけたご飯。



揚州炒飯。



調べもせず飛び込んでしまったお店ですが、なかなか美味し
かった。下町のご飯屋さんという感じです。


高級も庶民派も、あわせて食べ尽くすのが流儀です!



こっちより正確でよく出来ているベッティーナさんの記事がコチラ


次は、Fukunosukeが黄大仙に占いに行きます。

香港大忘年会7:香港街歩き1

2009-01-12 09:09:23 | 香港&マカオ
Fukunosukeです。



久しぶりの香港。変わったところ、変わらないところ。


男人街をぶらり。女人街同様、1年中縁日のような場所。



さすがに、初めて来た頃ほど興奮はしませんが、
相変わらず「怪しいもの探し」は楽しいですねー。



「ジオヴェン・ケルヴィン」と読むのかな。どうせならもう少し似せれば
いいのにね。昔、2本線の"アディドス(aがoね)"というのがあって、
面白かった。そのくらいのギリギリ感を期待します。




キャラクター物のステッカー屋さん。どうせライセンス料とか払って
ないんでしょうけど。

ん? ちょっと、テイストの異なるものが見えます、、、。




ゲ、ゲバラ、、、。スパイダーマンと同列。




話は変わります。香港の街は、十数年前よりも、日本語の看板や文字が
氾濫している印象を受けました。案の定、誤植や笑えるヘンテコ日本語
オンパレードで楽しいんですが、、、

これは↓、さすがに読み方も言いたい事もわからなかった。そうなると
逆に気になってしまい、しばらく考え込んでしまった。


今でも「あなた何が言いたかったの?」と聞いてみたい。




リフレクソロジーのお店も増えた。昔は、どっちかっていうと治療院風の
所が多かったけど、今やすっかり“観光客いらっしゃ~い”の店構え。



店内だって、タイだかバリだかの南国不思議テイストですよ。




この時やったのは4人ですが、hiyokoは「痛い!」とか「うー!」とか
一番うるさくしていました。


興奮しすぎですよ。


次は、お昼ご飯のはしごです。

  え、朝食に続き、昼飯もはしごするの?

香港大忘年会6:アワビ粥とフレンチトースト

2009-01-11 10:09:55 | 香港&マカオ
Fukunosukeです。


香港人は、「朝食は外で済ます人が多い」というのは有名。それに応じた
飲食店も充実するわけですね。

中でもお粥は定番。病人食としか考えない日本のお粥と違って、「食べて
おいしいお料理」にまで昇華しています。


hiyokoが一同を引き連れてきたのは彌敦粥麺家。ふうん。このお店は
何か特別なの?




この写真、右下に“鮑魚”って字が読めますよね。そうなんです。
ここは鮑粥が名物なんだそうですよ。



入り口横の調理場でお粥製作中。酒の仕込みみたい。



出た、鮑粥。と言っても、見た目ではインパクトないですね。
でもこの一杯で98HK$(1200円位)。他のお粥の5~6倍します。



お粥に入っている鮑がこれ。相当デカイんです。差し渡し25cm
ほどあろうかと言う物体。鮑は大きいほどおいしいですからね。




油条(揚げパン)。おかゆに入れて食べると美味しいんです。


牛バラ麺。お粥も麺も、小どんぶり一杯分の量です。





hiyokoはウンウン唸りながら食べてます。

味の説明はhiyokoにお願いしましょう。

hiyokoより:これまでの人生で一番美味しいお粥でした!!
ミルキーで、まったりしていて、飲み込むたびにウットリ
するほど美味しかったです。これは次回も(あるのか?)
絶対に再訪したいです。





さて、誰かが「朝食をはしごする」って言い出した。
誰だよー。あ、やっぱりhiyokoか。むー。




美都餐室(MIDO CAFE)。これまたどういう特徴があるの?



まあ、香港の喫茶室って感じだけど、、、。




あ、でも2階はいい感じ!




日本なら、昭和テイストのカフェという感じですね。へー。



ここは、映画だかドラマだかの撮影にも使われるお店だそうです。


たぶんこの席が一番いい席。



例によって、コーヒーと紅茶のハーフと、



パイナップルパン。パイナップル入りというわけではなくて、
形のこと。ほんのり甘いパンにバターが挟んであります。
おいしい。




そして名物の厚揚げ。うそ、フレンチトースト。



フレンチトーストより、パイナップルパンの方が美味し
かったかな。





喧騒の街にも、ゆっくり時間の流れる空間がありました。
今でも、こうした"good old Hong Kong"は息づいている
ようです。

※ ベッティーナさんの記事はコチラ

次は、街の様子を少し紹介します。