シオドア・スタージョンは名前は知っていたが初めて読んだ。
1918年ー1985年没
この本には1941~1959年に書かれた8編の短編というか重さからすれば中編と言う感じの話が詰まっている。
どれも一般的な筋道とは違う展開の奇想天外な話と言う感じだが、なんだか重みがある。
軽妙というものではない。
なんだかすごい。
読めばわかる。
言いようが無い。
でも本当にどうかしちゃってるとか異様とか破滅的とか、そういうイメージなのに、
作者はしっかり考えて書いているのが判るので、ある意味では安心。
作者が本当にいかれていたら読みたくなくなる話も多い。
この本には以下の8編が入っている。
「取り替え子」、「ミドリザルとの情事」、「旅する巌」、「君微笑めば」、「ニュースの時間です」
、「マエストロを探せ」、「ルウェリンの犯罪」、「輝く断片」
翻訳が3名なのだが、翻訳家によってイメージが異なっている。
大森望氏のは読みやすい。
柳下毅一郎氏は流れるような文体でアメリカの小説的。直接的に訳した感じを楽しむなら。
伊藤典夫氏は表題作だが、訳はいたって普通だが、内容がすごいので・・・
実はもう1冊買ったのだが、いったん休む。
重すぎるのでw。
ちなみにサスペンスやミステリーにも近いが、独自路線。
普通の小説だが強烈な展開。
八高線や高崎線で読んだので、八高線のイメージが・・・w
好きな人ははまるが、普通の人にはどうかな。
セリフの多いアメリカの小説が好きならOKかな。
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