一昨日、お席亭よりトウモロコシが一式届いた。
これが甘くて旨い。
我が家では塩ゆでしたのだが、これは七輪で醤油を塗り塗り焼いた「焼きトウモロコシ」にしたらもっと旨いだろう。
結局は家族が寄ってたかって食ってしまうので、焼きトウモロコシを造る余裕などない。
トウモロコシは最初の一かじりで、口の中に甘さが広がって適当な噛み心地と相まって、ヒトをすこぶる幸せな気分にしてくれる、こんな食べ物は他には無い。
ヒゲが歯の間に挟まってシ―シ―する幸せ感、これも他には無い。
歴戦の勇士がひしめく食べ物界において、トウモロコシは主食になりきれない、かっと言って副食としては中途半端、デザート界では鼻つまみもん、ここらへんのコンプレックスがこの時期の頑張りの根源に有るのだろう。 トウモロコシよ大志をいだけ。
(って、東海林さだおの「~のまるかじり」風になってもうた)
さてトウモロコシは子供の頃はごく日常的な食べ物で、海水浴(夏休みの日常的な行事だった)から帰った後、自分の家とか友達の家で、ごく普通にカジッタもんだった。
歯触りだけは今と同じながら、決して今の様に甘くは無かった。でも皆が好きなおやつだった様に記憶している。
トマトといい、トウモロコシといい、品種改良に関する農業関係者の努力には頭が下がる。