権助の冒険

ノンセクションでぼちぼちと。

映画「スターウォーズ フォースの覚醒」

2015-12-22 08:43:02 | 映画

やんごとなき事情により「スターウォーズ フォースの覚醒」を見た、とても面白い映画だったが、
  
相変わらずの宇宙ドタバタ戦争チャンバラ映画。

21:20~23:55のレートショーにも関わらず大勢の観客が席を埋め尽くして、幸いなことに早々と予約を入れたので結構良い席で3D映像を堪能することが出来た。
立体視の見世物と考えればこれほどスゴイ物はない、デェズニーランドのアトラクションみたいなもので”楽しむ” という事で言ったら誠に良い出し物だと思う。

この映画で感心したのは、ヒロインの女優、全然知らない人なんだけれどもこれだけのお金を掛けた大作映画で埋没することが無い存在感を発揮している、こういう人を抜擢して演出してしまう製作側(プロデューサーや監督)の力量は大したもんだと感心する。
で、この女優は美人なんだけれども”とびっきり”って訳では 無いから男性・女性・若いのや爺婆にも受け入れられるだろう。
ここら辺の企画戦略は上手いと思う。
でついでに言うと、老いた”レイヤ姫” を見てわが身の老いを感じてしまった、この映画が最初に公開されたのは1977年だから38年近く経つ、当たり前と言えば当たり前。
(日本の女優「原節子」があるときからバッタリと姿を消したのも何となく理解できる。) 

[ネタばれ注意:ここから先は自己責任で]
この映画はJJ・エイブラムと言うことで大分期待したが1977版の焼き直し(リメーク)といった方が良いだろう、エピソード6で悪い皇帝をやっつけてダースベイダーも居なくなりめでたしめでたしとなったはずなのに、このエピソード7ではいきなり帝国とそれに反抗するレジスタンスが対峙する状況で物語が始まる、それってどういう訳?
と、言うことで映画としての面白さよりも、136分楽しめる見世物小屋としてのそれだった。 
この映画の狙いも”名作”を作るんでは無くて”ヒット作” を作ることなんだろうと思う、そしてその狙いは見事に当たる事だろう。

ところでやんごと無き事情とは、ここの所すこし疎遠になっている息子から「この映画を見ようよ」 との誘いがあったから。
思えば息子と映画に行くのも約15年前に銀座テアトルで掛かった「
ベン・ハー」以来で結構嬉しい誘いで、そして極め付けの楽しいひと時だった。 

コメント (2)
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