権助の冒険

ノンセクションでぼちぼちと。

「ラヂオの時間」

2021-05-16 16:27:08 | 映画

三谷幸喜が一番輝いていた頃の映画「ラヂオの時間」で先日二回目を見た。
1回目は映画館で、狙って入館して、狙い以上の面白さだったし、今回も極上の喜劇を楽しませてもらった。
邦画ではこういう洒落た喜劇が一番、それに俳優陣皆が達者なのである種の安心感さえある。
(特別この人が良いと言う訳では無くて出てくる皆が良い、布施明ですら良い)
〔内容〕
 生放送のラジオドラマを控え、緊張気味のスタジオ。
初めて書いた脚本が採用された主婦のみやこも、直前のリハーサルを見学していた。そんな中、突然主演の人気女優が設定を変えたいと文句を言い始める。
困り果てたプロデューサーは、みやこに脚本の書き直しを依頼、だが他の出演者も口々に不満を漏らしはじめ、メロドラマだった物語は次第にアクションへと変貌してゆく。
(出典:全洋画オンライン)


もともとが舞台劇らしいがこのドタバタは映画でも十二分に楽しめる。
その後三谷幸喜の映画を数本見たがこれほどの物には出会えていない、メジャーになるとダメになる人かもしれない。
そういえばNHK大河の「新選組」も期待してたら普通のTVドラマだったし、「真田丸」はハナから見なかった。
なおこの映画では藤村俊二が面白い役回りで顔を見せている。

なお先週で終わりになった「おちょやん」もラジオドラマ生放送シーンがあってこちらも結構楽しませてもらった。
約40年程前にどこかのラジオ局で「黒後家蜘蛛の会」をラジオドラマで放送してくれて結構夢中になった。
(ウィキによれば1981年、ヘンリー役の久米明ははっきりと記憶している)
このドラマはアイザック・アシモフの短編連作推理劇(SFでは無い!)でこれが本を読んでも面白い、それを役者が効果音を背景に語るんだから悪かろうはずはない。
(と「寝床」の大旦那風に)
子供の頃にラジオドラマを聞いた記憶が微かにある、「赤胴鈴之助」とか「じゃじゃ馬くん?!?」、でもTVの記憶がくるんでしまった様な感じでかなり曖昧。
「おのれちょこざいな、なをなのれ~」「あかどうすずのすけだ~」

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする