権助の冒険

ノンセクションでぼちぼちと。

「野のユリ」

2022-01-12 22:50:55 | 映画

名俳優のシドニー・ポアチエ氏がこの1月7日に無くなった。
この俳優さんは標題の「野のユリ」を観て大好きな俳優になってリバイバル上映で掛ったスタンリー・クレーマーの「招かざる客」を映画館で見て、「駆逐艦ベッドフォード作戦」やら「夜の大捜査線」やらもTV放映で観て大好きだった。
取り分け「野のユリ」は我が人生のBEST5映画になると思う、以前退職するときに部下たちが少ない小遣いを出し合って「何が欲しいですか?」と聞かれて先ず「映画”野のユリ”のDVDが欲しい!」と言った位。本来なら自ら購入すべきなんだけども。
それとこの映画は多様性に富んだ人種が集まってホノボノのした気分にさせてくれる今でも通用する傑作(名作)だと断言する、加えてこの映画を解説した淀川長治氏の名調子も素晴らしかった。
「あなたはこの映画の最後で必ず感動するでしょう、、、それでは最後にまたお会いしましょう」って感じだった。
この作品のポワチエが黒人初のアカデミー主演男優賞となった様で、このことはデンゼル・ワシントンが受賞した時に初めて知った。
これから順次前述の名作映画を放映/上映してくれるだろう、不謹慎ながら楽しみなことでもある。

〔内容〕
 東独の修道院がなぜかアリゾナの荒野の真ん中の土地を相続し、派遣された五人の尼僧たちが流れ者の青年ホーマー・スミスをつかまえ、そこに立派な教会を建設するまでをほのぼのと描く。
院長(スカラ)を始め、みなドイツ系なので、最初のうち、シュミットと呼ばれるホーマーは、彼女たちに英語を教えな
がら、無報酬と食事の悪さを嘆きつつもそこに居着いてしまい、途中、逃げ出したかに見えても、結局は足りない資材を買って戻ってくるのだった。そして、拒んでいた地域住民の協力も受け入れての教会落成のあかつき、尼僧たちの賑やかな合唱の声を後にこっそり立ち去っていく。


以前「欲にかられて50の質問」で記事にした時はこの映画を一番好きな映画と答えていた。
次の動画をみれば未見の人でも見たくなります。
野のユリ (1963) エンデイング・シーン  シドニー・ポワチエ


コメント (6)
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