シーズン4は大手製薬会社を相手取っての大立ち回り、法廷ドラマらしい面白い出来だった。
そして今度の悪役はJ・K・シモンズ、これが倒し買いのあるなかなかの相手。
〔内容〕
かつてのパートナー・パティがサンフランシスコの一流法律事務所に勤務することになり、ビリーはパティの引きでその大手法律事務所に臨時で入る。2人は協力して、アメリカの最も狡猾なゴリアテ=鎮痛剤ビジネスで拡大中の大手製薬会社オピオイド産業に立ち向かうが、例のごとく様々な妨害工作を仕掛けてくる。
一方でその大手法律事務所も裏があってややこしい展開となる。
エピソード2の冒頭はJK・シモンズのミュージカル仕立てで♪Pain killer ♪なんて歌と踊りを披露してくれる、こういう幕間の余興みたいなのは多いに歓迎。
このシリーズがこれで終わるのも潮時だと思う、面白いドラマ・シリーズだった。
ところでこのシリーズの原題は「ゴリアテ」、巨大な敵を表すのはわかるが、対する”ダビデ”がタバコ中毒で酒好き(時々溺れる)で悪役顔のビル・マクグライドではどうもしっくりこない。
どうしてもミケランジェロのダビデ像のイメージが強いから、トム・クルーズみたいな役者を連想するが、それでは多分製作費倍増で面白さ半減だろう。
もし「シーズン5」が出来たらまた観ようっと。