先週から見始めて結構はまっている時代劇「雲霧仁左衛門」。
これが原作とは別物のドタバタ時代劇、どちらかと言えば「必殺仕掛人」シリーズに近いドラマ。
でもそれなりに面白いし、プロットは原作に準じているが本物のファンなら別物だ!などと騒いでもおかしくない筋立て。
映画「雲霧仁左衛門」の方が原作に近かったが、それでも小説とは別物だと騒いだファンが居た。
さてこのTVドラマ、主演の中井喜一が見事なまでの風格を出していていつの間にこんな役者になったんだろう、それに脇役もなかなか渋くて良い、ここら辺が楽しく見れるポイントかもしれない。
「仕掛け人」と言い「火付け盗賊検め」と言い雲霧仁左衛門に象徴される頭脳的かつ組織的な「盗賊集団」と言い、池波正太郎先生のキャラクター造りは誠に奥が深い、だから面白い。
最近は年のせいか、時代劇が面白く感じる。特に昔の邦画なんかの「あっ」と驚く名作に行き当たると幸せな気分になれる。
雲霧VS式部 ライバル同士の大勝負!さらに巨大な悪が… 土曜時代ドラマ「雲霧仁左衛門4」予告
池波正太郎さんの小説はどれをとっても面白いですよ。
分けても「雲霧」は面白い、この番組は原案と称している様に、インスパイア(今風)されたドラマですね、で、面白けりゃ良いんです。
(NHKは報道はどしょも無いけど、ドラマとドキュメンタリーは見るもの有ります。)