権助の冒険

ノンセクションでぼちぼちと。

「遺灰は語る」(追記)

2023-07-01 08:36:08 | 映画

遺灰は語る」、昼日中に時間を割いて鑑賞、芸術性が高すぎて良く分からなかった。
イタリアのムッソリーニ政権下で死んだノーベル文学賞受賞者”ピランデルロ”の死と戦後にその遺灰を遺言に基づいてシチリアに運ぶまでの物語り。
そして最後に、”ピランデルロ”の短編が総天然色で披露される。(本編はモノクロ)

この映画は劇的な展開を楽しむものでは無くて、画面の美しさや芸術性を感じるものかも。
よくよく考えれば”イアン・フレミング” や ”アリステア・マクリーン”はノーベル文学賞に無縁だろうから、ノーベル文学賞を受賞した ”ピランデルロ” の小説を面白く感じる訳が無い、と納得。

なおこの映画、もし自宅で見ていたら多分最後までみることは無かったろうと思う、だから映画館で観ることが大事。

******  追記 ******************************
後で考えるとこの映画は、オムニバス映画として観ると何となく納得できる。
1番目のストーリは本人の死と時代背景の描写、2番目は位牌を掘り出して米軍に輸送を断られるまで、三番目は輸送する列車内のエピソード、四番目はシチリア島での葬儀に関わるごたごた、五番目は埋葬まで、で、最後が短編「釘」の映像描写。
やはり良い映画だったかもしれない、不覚にも一回見ただけでは理解できなかった様だ。
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