本日は電車で1時間掛けて「立川流三昧の会」で古典落語を堪能した。
昨年もこの時期に催していた様で、LIVEならではの演芸、それもじっくり聞かせる噺でこんなのは今じゃTVでは絶対に見れない。
真打ち3人がじっくり聞かせてくれるから木戸銭3000円は安いと思うし、300席の会場は老若男女でほぼ埋まっていて良かった。
(昨年3月の記事)
前座;談声 「たらちね」
久々にこの噺を聞いた、この人は声の仕事をしていたそうで、噺もなかなか上手い。
本当に楽しみな若手、それも女流。
志遊師;「三方一両損」
この噺は、気風の良い江戸っ子二人と大岡越前の裁きの噺で、人物表現の面白さが売り。
掴みが良かった。
雲水師;「幽霊の辻」
このお題を観た時にワクワクしてしまった、以前枝雀師匠の噺(Youitube)で好きになった噺。
この中で一番の男前、結構じっくりと聞かせてくれた。
龍志師;「三枚起請」
前三人の師匠の中でも最古参と思われるが、ともかく風格を感じる人。
面白い所は面白く聞かせる所はそれなりにじっくりと、ともかく上手い。
「コウガンの美少年」の下りはいたく笑わせて頂いた。
その昔、東宝の喜劇で「落語野郎 大脱線」というのがあって、三遊亭歌奴(後圓歌)と久保 菜穂子がこの「たらちね」の夫婦役を演じていたのを記憶している。そんなことも有り「たらちね」という噺には多少のこだわりがある様だ。
なお立川雲水師匠にメールしてチケットを入手しているが、その際に手書きの見事な礼状がチケットに添えられている、実に達筆で返事を書く気力が失せてしまいメールにて返信している。悔しいから毛筆で返信しようかなどと思うもそちらはもっと酷い。
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