本日は電車で西荻窪まで繰り出して、立川雲水師匠の独演会に行く。
先週木曜に聞いたばかりでこの日、まあともかく週末から本日までいろいろと仕事以外の予定が立て込んで漸くそれも一段落。
さて独演会、これが場の雰囲気やら(コンクリ打ち放しの区画にパイプ椅子を並べて高座をしつらえた秘密会の様な造り)、やら話者との一体感とかが最高なひと時だった。
「時うどん」
関東の「時そば」を上方風にしたもので、実はよくあるパターンで、元は上方から下ってきた噺かもしれない。
「けんげしゃ茶屋」
”けんげしゃ”とは縁起を担ぐ人のことらしいが、そんな茶屋で意地悪な旦那が人を頼んでよりよって元旦の朝に葬列で来させるという話。
ゲン担ぎの言葉をすべて反対に言いくるめる言葉遊びが面白い噺。
「鴻池の犬」
とある商家に拾われた3匹の犬、上の黒犬は大家に貰われて界隈のボス犬に成長する。
ある時にいじめられてる浮浪犬を助けて身の上話を聞いていると自分の弟であることが分かる。
落語って言葉遊びの面白さだなとしみじみ思った会で、この師匠は時々時事ネタを突っ込んでくる。
独演会と言うのは初めてだったが、一人の話者からじっくりと噺を聞けてこれもなかなか良いもんだなどと思うが、でも2時間もジッと人の話を聞くというのはそれはそれで苦行でもある。
立川雲水師匠とはX(旧ツィッター)で歪んだ世相を洒落た呟きで一蹴する様が面白くてフォロワーになり、真福寺の一門会に通う様になり今日に至る。
向こうは知らないがこちらは良く知っている間柄。
(記念に買った手ぬぐい)
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