「チャップリンの殺人狂時代」、初めて見たらこれはもう誠に見事という以外に無い。
これまでもチャップリンの映画はいろいろなのがTV放映され、何となく見て感心して来たが、これが最高だと思った。
<内容>
35年間まじめな銀行員だったアンリ・ヴェルドゥは不況のあおりで失業、足の悪い妻と幼い息子を抱えて新しい職を捜さなければならなかった。一方ヴェール家では、3ヵ月程前にヴァーネイなる男と結婚したまま消息を絶ったテルマの身を案じて警察に届けていた。奇妙な事に彼女はパリの銀行から預金を全額おろしていた。すでにフランス各地で婦人の失踪事件が12件も発生している事実を重視した警察は、誘拐殺人事件とみて捜査を開始するが……。
ちなみに最後の名セリフ「一つの殺人は悪漢を生み、100万の殺人は英雄を生む」
天才チャップリンは監督、制作、音楽、脚本とすべてこなしてしまう’大’天才、そしてどれもが名作である。昔映画評論家の”淀川長治”氏が口から唾を飛ばすが如くに賞賛していたのが漸く分かった様な気がする。
そして最近BSPで放送される映画の質の高さにもしみじみ関心している、CMやカットがなくて映画館の雰囲気に近い。(途中でトイレに行きにくいのも、ただ小分けにしたり寝っ転がって観たりことは出来る)
さて、このコロナ禍の後でどれほどの独立系映画館が残っていることか、経済状況もだががこちらも心配。籠城を始めて3週間になるが、状況が好転する気配は無い。
Charlie Chaplin - Monsieur Verdoux (Trailer)
ここで放映された未だ見てない名画は沢山ありました。もう一つのお勧めは
https://www.youtube.com/watch?v=W6WYFzgUZ9w
です。