Xで紹介のあった「かわず亭みなみ落語会」に行って来た。
女流落語家でどんなものかと迷いもあったが、やはり生の語りはすばらしい。
前座:立川生ぼう
前座さんは真福寺の落語会でもおなじみの人、今回は「牛ほめ」で先ずは場内の緊張を解きほぐしてくれた(と、思う)
雲水師:遊山舟
上方噺で、橋の上で夕涼みしながら金持ちの舟遊びを揶揄するといった内容。
でも今回は下に振った枕が結構面白くて、これはやはり生でないと、、、、
坂本頼光(活動弁士)
大正時代に作られた無声映画「石川五右衛門の法事」を投影された映像に合わせて語る、昔ながらの無声映画の再現。
これが面白い、とりわけ映画に興味を持つ身としてはこんな芸があるんだ、今ならではの芸と深く納得。
一応、枕でいろいろと語ってくれたが、場内を暗くしてからは昔の無声映画に興じたひと時だった。
(どれくらいの時間かは全く分からない、その位面白かった)
かわず亭みなみ:死神
どんな話ぶりか全く予備知識無しで聞いたらこれが良かった、それほど分かる訳では無いが上手いんじゃないかと。
表情やら話芸ぶりとかに関心した、高座に上がった姿や語りの顔等々が実に綺麗、真福寺の落語会にもこんな噺家が欲しい。
なお最後の抽選会で11月の落語会の招待券が当たった、是非いかなくちゃぁ~と。
最初の画像は開演30分前の風景、次のが手作りの招待券。
そもそも落語を生で聞くなぞと言う洒落た事は21世紀も5/1過ぎた辺りまでまったく縁がなかった。
それまではTVのチョコット芸の落語(日本の話芸などをチョコットという表現は大変に失礼だと思うが)とかユーチューブの公開された内容とかで楽しんでいた。 (興津要の古典落語をまとめた本なんかも愛読書だった、と言うかこれで知った話も多い)
まぁ年も年だし贔屓の噺家の2~3人も居ても良いかなと思うこの頃で、この人も候補かも。
そう言えばその昔「落語娘」なる邦画があってこれが滅法面白かった記憶がある、そして朝ドラの「チリトテチン」も良かった。
〔おまけの動画〕
落語「中村仲蔵」かはづ亭みなみ
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