「ロスト・キング 500年越しの運命」、地味ながら面白い映画だった。
英国史やシェークスピアに疎い当方としては「リチャード三世」と言われてもピンとこないが、この映画でその概要を知るに至った。
この映画は事実であると最初に出てくるが、ウィキで調べるとなるほど面白い。
〔内容〕
離婚して2人の息子を抱えるキャリア・ウーマンのフィリッパは、仕事上で行き詰まったある時に息子と戯曲「リチャード三世」を観劇する。
そこでリチャード三世の描き方に違和感を覚えたのをきっかけに、「リチャード三世」の書物を読みあさったり、ファン団体(三世押しの面々の緩い集合体=信者集団)に入ったりして情報交換したりと、自分で独自に調査・研究を続けて行く様になる。
やがて仕事を辞め、単身で王の埋葬地の探索する様になり、それらしい所の見当をつけて今度は発掘の協力者探しに奔走する。
紆余曲折を経て発掘調査が進められることとなったが、、、
主人公フィリッパ・ラングレーを演じた女優さんの存在感がすごいのと、時折現れる幻覚の「リチャード三世」との会話、そして離婚状態の元夫との復縁とかも上手く絡めて物語りが進んで行き、最後のシーンなんかはものすごく良かった。
なおこの映画の主人公は離婚しているけれども子供を通じて旦那とも定期的に交流があり、不思議な関係の元夫婦であり実態が分かるまでは少々戸惑った。
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