自分の国は自分で守れ

Mikuのブログ

オバマ大統領再選と今後の日米関係の行方

2012-11-08 10:42:31 | 政治・国防・外交・経済

[HRPニュースファイル450] オバマ大統領再選と今後の日米関係の行方

米国大統領選挙は一進一退の攻防の末、バラク・オバマ大統領が再選しました。

開票前の予測では、ロムニー氏有利の記事も散見されていました。マサチューセッツ州知事時代に州の財政を黒字化した実績と経済成長を中心とする「アメリカン・ドリームの復活」を掲げていたことから、「保守復活の期待」が米国内にあったからです。

幸福実現党の広報本部長であり、全米共和党顧問のあえば直道氏によれば、米国内では、オバマ大統領の実績に疑問符がついていたことを指摘しています。前回の大統領選では、18歳から22歳の若年層の66%がオバマ大統領に流れましたが、若者の失業率が増大したことにより、支持率が低下したのは間違いありません。(11/22 夕刊フジ「全米共和党顧問・あえば直道氏に聞く」)

ただ、勝利したとはいえ、オバマ大統領は前回の「Change」「Yes we can」が世界中ではやった時期の当選とは違い、今回はインパクトが薄いのは否めません。明るいニュースとしては、就任時に10%あった失業率が8%台まで下がったくらいです。倍増した財政赤字や依然として高止まりしている失業率の回復など、経済問題一つとっても課題が山積みです。

 

◇日米関係の修復にどれだけ迫れるか

一方、日本政府が、オバマ大統領再選によって優先的に考えるべき論点は日米同盟の信頼回復です。

2008年のオバマ大統領の誕生、一年後には日本で政権交代が起こり、両国で民主党政権が誕生しました。ただし、両国間の信頼関係は著しく損なわれたことに目を向ける必要があります。

事の発端は、鳩山首相(当時)が沖縄の普天間飛行場を「最低でも県外移設」と口約束したことから始まります。

自民党政権時代に締結した外交成果でしたが、沖縄県民の関心を引くために発言したことが後々足枷となりました。ご本人がいくらTrust meと言っても、これだけ事態の悪化を作った人物を信用することは至難の業です。

その結果、2010年の沖縄県知事選は、現職と左派の候補双方が「県外移設」を主張するという事態になり、日米同盟堅持と普天間飛行場を辺野古に移転することを主張したのは幸福実党の金城タツロー候補のみでした。

結果は、現職の仲井真知事が当選。以後、同知事は移設問題に加えてオスプレイ配備問題が加わりました。現時点でも、沖縄ではオスプレイ反対をはじめとした反米活動が展開されている最中、米兵によるレイプ事件が火に油を注ぎました。

いずれにしても、日米間の喫緊の課題は、沖縄の基地移設問題の解決と日米間の信頼回復です。

国防上最も懸念されている尖閣諸島防衛に関して、ヒラリー・クリントン国務長官などの政府高官が日米安保の適用に言及しているのは事実ですが、本当に米軍が動くかは別問題です。また、今以上に反米感情を高めることは百害あって一利なしです。

 

◇オバマ大統領だと心配される論点

一連の大統領選挙報道で触れられていない点で、懸念されるトピックスがあります。

米国内では、在米韓国人や中国人による反日運動がさかんです。この問題にしては、オバマ大統領は全く関心を寄せていません。

ニュージャージー州の慰安婦碑問題は当ニュースファイルでも取り扱いましたが、未だに収まる気配がありません。

日本政府から慰安婦碑撤去の申し入れと日本人有志による撤去に反対する署名を集めたことに対抗して、在米韓国人はニューヨークで韓国人が多く住む通りを「慰安婦通り」とする決議を提出しました。

議会で可決されれば、米国内で一層反日感情が高まる恐れがあります。 (10/24 サーチナ「世界の中心NYに『慰安婦通り』、韓国人団体が設置へ」)

在米中国人は、南京大虐殺に関する捏造本を書いたアイリス・チャン女史の内容を信じている米国人も多く、いつなんどき日本政府を糾弾する決議が米国議会から提出されるか分かりません。

さらに、安全保障の話に戻るとすれば、前述のあえば顧問の指摘通り、オバマ大統領はシリアやアフガニスタン問題も解決していませんし、東アジアで軍事的威嚇行動を繰り返す北朝鮮や中国に対して厳しい態度が取れません。

また、中国の次期国家主席の習近平氏は、わざわざ就任時期を米大統領選後にずらしました。おそらく、東アジア情勢に弱いオバマ再選を一番喜んでいるのは、習氏かもしれません。

 

◇米国の日本に対する関心低下。それでも日米同盟強化は不可避

1990年以降の経済的停滞と沖縄の基地移設やオスプレイ反対などの論調が高まりに合わせ、中国の経済力・軍事力の強化が注目されています。実際、米国内の議員や識者には米中関係に触れる言論が強く出ているのも事実です。この流れは、今に始まったことではありません。

例えば、90年代のクリントン政権時代にジャパン・パッシング(日本を素通りする)がありましたが、今ではジャパン・ナッシング(日本の存在意義はない)という風潮が出始めています。

共和党のロムニー候補でさえ、「日本は1世紀にわたる衰退の国」と言及しているように、米国内での日本の重要性は低下しているのは否めません。

 希望の原理として、あえば直道氏が全米共和党顧問に就任していること。そして、同氏は「日本の重要性を米国に印象付ける」ことをミッションにしていることです。


民主党政権が招いた日米間の不信感を払拭することは、日本に対する関心が薄いオバマ大統領再選でも変わりありません。幸福実現党としても、引き続き日米同盟重視の外交方針は貫いていきます。 (文責:中野雄太)

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オバマ米大統領が再選 日本にとって耐え忍びの4年間が始まる

2012-11-08 10:21:23 | トランプ大統領・アメリカ

オバマ米大統領が再選 日本にとって耐え忍びの4年間が始まる
http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=5110

米大統領選は6日に投開票され、オバマ大統領の再選が決まった。

8%近い失業率の改善を含む経済の立て直しが1期目からの宿題だが、選挙戦でオバマ大統領は「富裕層に増税する」というメッセージを繰り返すばかりで、大規模な需要の創出による景気回復は望めない。またオバマ氏が1期目で積み上げた5兆ドルもの政府負債に加え、ベビーブーム世代の退職でかさむ社会保障費によって、財政再建の必要性が高まっている。その結果、しわ寄せを受け始めているのが国防費だ。

アメリカの国防費は向こう10年の間に、1兆ドル規模で削減される見込み。オバマ政権は1期目に「アジア回帰」の戦略を打ち出し、中国の軍事的な拡張を牽制する動きを見せていたが、その戦略も国防費削減で有名無実になる可能性が指摘されている。

また、オバマ大統領は中国の軍事問題について、公の場で発言を避ける傾向があるなど、この問題に個人的な関心があるわけでもない。「アジア回帰」戦略を実質的につくってきたのはクリントン国務長官と、キャンベル国務次官補だが、両氏は退任する見通しだ。

軍拡著しい中国が領土問題などで、周辺国との軋轢を深める中で、米国務長官の人選は東アジアの安定に影響する問題だ。現在のところ後任には、ケリー上院外交委員長などの名前が挙がっている。だが、ベトナム反戦運動に熱心に取り組んだケリー氏は、対話重視のスタンスであり、北朝鮮の核問題をめぐっての米朝対話を呼びかけたこともある。

他にも、ドニロン国家安全保障担当大統領補佐官の名前が挙がる。しかし同氏は現職に就く際に、ゲーツ前国防長官が「破滅的になる(disaster)」と言ったとされ、軍との関係は思わしくなく、海外での経験も乏しい。オバマ大統領の考え方を手際よく実現するのに長けているとの評が多く、外交政策立案に関わってきたが、それは中国の軍事問題に積極的には関わらないという意味にもなりうる。

またライス国連大使の名前も挙がるが、元々はクリントン政権でアフリカ問題を担当した人物であり、アジアへの関心は未知数と言える。

オバマ政権の「アジア回帰」戦略で実質的な対中包囲網の構築が始まったが、この政策をアメリカが続けられるかどうかは不透明だ。アメリカが自国の経済と財政再建にかかりきりになり、中国問題まで手が回らないなら、日本にとっては耐え忍びの4年間になる。日米同盟を堅持しつつも、中国の覇権主義から自分の国を自分で守るという体制を固められるかどうかが、日本の生存を分ける問題となるだろう。(呉)


【関連記事】
2012年10月30日付 グローバル版記事 Romney or Obama?
America, Fulfill Your Mission From God!
http://global.the-liberty.com/2012/3245.html

あの小室直樹が幸福の科学で、中国と習近平の未来を大予言 
http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=4971

習近平守護霊が激白 反日デモ、尖閣問題の裏に隠された国家戦略
http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=4877

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都知事選に尖閣上陸ロッカー・トクマ氏が出馬表明「次は都庁に“上陸”するぞ!」

2012-11-08 10:16:55 | 幸福実現党

都知事選に尖閣上陸ロッカー・トクマ氏が出馬表明 「次は都庁に"上陸"するぞ!」
(メール用抜粋)
http://www.the-liberty.com/article.php?item_id=5111

国有化後、日本人として初めて尖閣諸島に上陸を果たした、幸福実現党青年局長でロックミュージシャンのトクマ氏(45歳)が7日、都内最大級クラブ「銀座CLUB DIANA(クラブ・ディアナ)」で、ライブ&公開記者会見を開催。トクマ氏の歌や主張に、メディアや一般参加者計120人が立ち上がってエールを送る大盛況となった。

ライブに先立ち、トクマ氏は、東京都庁で都知事選(11月29日告示、12月16日投開票)への出馬を表明。

クラブ・ディアナでは、冒頭、尖閣諸島・魚釣島に上陸した際のドキュメント映像が流れ、一緒に尖閣へ向かった園田ヒデト氏が「多くの人に、命をかけたトクマの行動、歌、言葉を、本当の自由をつかむきっかけにしてほしい」と話し、「尖閣上陸ロッカー、トクマ!」と紹介した。

スポットライトを浴びながら登場したトクマ氏は、「尖閣諸島・魚釣島から帰ってきたトクマです。次は、都庁に“上陸"したい。(尖閣上陸で)一度死んだと思ってます。これからは日本のために、まず東京のために命を捧げたい」と話した。

ギターをかき鳴らしながら、立て続けに持ち歌の「Watch Over Me 〜光は不滅」「I LOVE ZIPANG 〜自分の国は自分で守る。」を歌い、歌の合間に自らの主張を披露。

「尖閣に行って分かった。僕たちの最大の敵は『妄想』や『恐怖心』だってこと」「南京大虐殺も従軍慰安婦もでっち上げ。(中国や韓国の)ゆすりみたいなことは許せません」「日本はアジアの国を植民地支配から解放した。そのことをなぜ教科書に載せないんですか?」「東京を変えます。だから、僕は出馬します」

その後も、大川隆法・幸福実現党名誉総裁から贈られた歌詞に、トクマ氏が曲をつけた「ENDLESS LOVE FOR TOKYO(東京、わが愛)」や「LOVE TRAIN」などを歌い、終盤はスーツを脱ぎ捨て、尖閣上陸の際に慰霊碑を掃除したホウキを高く掲げ、「新しい時代を引き寄せるぞ!」「それぞれの“魚釣島"に上陸するぞ!」「みんな余力なんか残すなよ!」と呼びかけた。集まった観客は総立ちとなって、手拍子や指笛を鳴らしながら、都知事選への出馬を表明したトクマ氏にエールを送った。

後半に行われた会見で、トクマ氏は「国防や教育、暮らしなど東京から日本を変えたい。まだ陽は上ります。東京から上らせましょう」と語り、都知事選の勝算について聞かれると、「勝算は分かりません。ただやるのみです。明日から毎日街宣をやります。あとはボク次第です。本気です。がんばります。ただそれだけです」と決意をにじませた。

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