「介護もトライアスロンも楽しんで」

95歳の母を介護の日々ですが、合間に走って泳いで、バイクにも乗って年数回のトライアスロン大会参加を目標に楽しんでいます。

心臓ペースメーカーレートレスポンスの調整

2023年09月28日 15時13分28秒 | 心臓ペースメーカーその後



心臓ペースメーカー(PM)の機能には運動を始めると自動的に心拍数を上げてくれるレートレスポンス機能というものがあります。私の場合にはPMが、私が運動をしていることを(1)感知すると(2)徐々に心拍数を120bpmまで上げてくれて、更に負荷がかかると最大145bpmまで心拍数を上げてくれるのです。

9月21日までは最大心拍数の設定が130bpmでしたが、この日のPM外来で上限を145bpmへと変更してもらったのです。しかしこの変更により運動時の心拍数が徐々に上がっていくのではなく、ジョギング程度の走り方でも一気に145bpmへと上がる様になってしまいました。これでは心臓への負担が大きいと感じ、急遽PM外来をお願いし、今日12時に病院へ行って再度調整をしてもらいました。

この時の経緯は9月25日のブログに書いてあるので参考にして下さい。

このレートレスポンス機能の中には(1)私が運動をしているのかどうかを判断するための機械の単純な感度と、(2)判断した後に心拍数をどの程度の時間を掛けて上昇させていくのかを決める感度調整の2つがあります。今回の様に心拍数の上昇が徐々にではなく一気に上がってしまったのは(2)の感度調整の問題だと思われます。現在は5段階ある内の真中3でしたが、これをより時間をかけて上がる様に2に変更しました。(1)の感度は引き続き4段階ある内の3、感度の高い方から2番目のままです。

そして21日の外来で心拍数の上限を145bpmに上げて貰ったのですが、この上限を135bpmに下げて貰いました。以前の130bpmからすると5bpmだけ上がっています。一度に15bpmも上げてしまったのが良くなかったのかも知れません。少しずつ上げて行って様子をみることになりました。

これで心拍数が徐々に上がってくれるものと思いますが明日の朝ジョグで7km走った時の結果を確認したいと思います。とても楽しみです。

今回は急な変更でイレギュラーな事案でしたが、朝病院から電話があってお願いしていた今日の外来予約が取れたとのことでホッとしたのでした。主治医の先生の外来は木曜日だけなのでどうしても今日中に外来予約が取りたかったのでした。病院や主治医の先生、そしてペースメーカーのメーカーさんの技師の方にも急遽来ていただく様なことになってしまいましたが、しっかり対応下さりとても助かりました。感謝です。しかしまた来週病院へ行くようなことにはならないで欲しいと切に願っています。


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ペースメーカー外来(9/21)

2023年09月23日 18時59分16秒 | 心臓ペースメーカーその後
21日に大和成和病院へ行ってペースメーカー(PM)の検査などしてもらいました。6月13日に心房細動を抑えるためのカテーテルアブレーション手術を受けてから3ヶ月以上が経ち、今回の心電図検査やPMのエピソードリストにも心房細動は出ていない、残っていないとのことでした。取り敢えず6月の手術は成功したと言うことです。

良かったです。これで心房細動を抑える薬を飲まなくて良くなるか、量が減るか、と言うことを期待していたのですが、主治医の先生からは「折角治ってくれた心房細動ですが、再発しないということはないので念のため薬は飲み続けて下さい。」との話がでました。心房細動が出ない様にする薬と言うのは心臓の働き自体を抑えることで心房細動をも抑え込む、と言う薬のことなんです。

一方PMの設定で運動時には私の心拍数を最大130bpmまで持って行く様になっています。これらのことは方や心臓の動きにブレーキをかけていますが、もう一方ではアクセルを踏んでいる様なことになっているのです。ブレーキとアクセルを同時に踏むなんてことしてたら車なら壊れますよね。心臓でも同じことなんでしょう。なのでブレーキ役の薬からは解放されたいというのが私の本音でした。しかし主治医の先生の言うことには基本従わないといけませんね。残念ながら今回で薬から解放される、と言うことにはなりませんでした。

そんな中でもそろそろ気候的には涼しくなってきましたし、夏の暑い最中のゆっくりペースの運動からは卒業してぼちぼちとペースを上げたランなりバイクなりの練習をしたいと思っています。しかし現在の私の心拍数は前述の様に上限が130bpm止まりの設定になっています。

以前は同じ設定の下でも自分の力で心拍数を打てていた時期もあって、その時は運動時に自脈で140bpmとか150bpm台へと心拍数が上がっていたのです。ところがその後の心房細動の悪化が原因かどうかは知りませんが、心房からの命令が届かずに自力で心拍数を上げると言うことが出来なくなっています。なので運動時には100%PMの力に頼って最大130bpmまで心拍数を上げて貰っているのです。

しかし涼しくなってきてペースを上げた走りをするに当たり、最大心拍数が130bpm止まりと言うのには不安が募ります。130bpmで出来る走りには限界があるでしょう。いくら一生懸命全力を出して走ろうとしても130bpmの心拍数では全身に行き渡る酸素の量にも限りがあって思った走りには繋がらないと思われます。

なので今回はこの最大心拍数を130bpmから145bpmへと変更をしてもらいたく主治医の先生にお願いをしました。PMで設定できる最大心拍数は175bpmだそうですが、いきなり175bpmまで上げてしまうのは同時に何か不具合も出て来てしまう可能性があるでしょうからまずは145bpmまで上げて貰って暫く様子をみたいと言ってお願いをしたのでした。このお願いに対し、主治医の先生も同意してくれて今回無事に145bpmへの変更を了解してくれたのです。嬉しいことでした。

それと6月の入院時に聞いていた事なのですが、PMは運動時に心拍数を上げてはくれますが、その継続時間がある一定の時間を経過するとPMがそのことを機械の故障と判断して自動的に心拍数を落としていき、私の場合は最低限度の55bpmまで下げてしまうとのこと。これはPMを植え込んでいる人の安全を守るための機能だそうで、どの程度の時間経過によって心拍数が下がっていくのかはPMのメーカー(外国製)の日本法人の人でもマル秘扱いになっているので不明なんだ、と言っていました。

しかし実際にフルマラソンを走って、5時間とか6時間走り続けた時に145bpmまで上がっていた心拍数が途中で55bpmまで下がってしまったのでは同じペースで走り続けることが出来ずに立ち止まって様子を見ることになってしまいます。またトライアスロンのスプリントの部(S750m/B40km/R5km)でも2時間半とかの猶予がないと心配が先に立ってしまって完走することはできません。なのでこの点について今回再度尋ねてみたのです。するとメーカーさんの担当の技師の方は、「1日での時間ではなくて1週間単位での時間に制限がある。」との話をしてくれました。この時間のことに関しては公にするには問題があるそうで私に知らせてはくれませんでしたが、主治医の先生には伝えていました。主治医の先生の聞いた時の反応を見るとフルマラソンを完走するには不十分な時間だった様に思われます。しかしその後彼は診察室から退出し、社のもっと詳しい先輩社員に電話で確認を取ってくれたとのことで、この時間に制限はなかった、と言って前言を取り消したのでした。

どうもハッキリしません。話を聞くたびに内容が変わっていってます。まあ今すぐこの時間に関し知らなくても大きな問題は起きません。来月もまた外来に来て彼とも話が出来るのでその時に再確認してみようと思っています。

今回その他の設定で2種類ある感度の設定は現状のままです。
1つ目の感度と言うのは単純にPMが私が運動をしているのかどうかを判断するための感度です。4段階ある内の3番目(上から2番目)。1番速い反応ではなく2番目に速い反応です。
2つ目の感度はどの程度の時間を掛けて心拍数を上げてくれるか、と言う時間(横軸)と心拍数(縦軸)の傾斜の具合です。
こちらは5段階ある内の真中3番目の傾斜です。

今回145bpmまで上限を上げて貰いましたが、運動をしてある時間が経過すると必ず145bpmまで上がる訳ではなくてその運動強度を判断してジョグペースなら125bpm前後で落ち着いた心拍数を維持してくれます。ハードな走りをした時には更に心拍数を上げてくれると言うことです。その限界が現在は145bpmです。

こんな設定をしているのはそう何人もいないようです。同じPMを植え込んだ人でも以前の私の様に自脈で心拍数を上げられる人には必要のない機能なんですよね。なので前例がほぼない状態で設定をいじっているのでその都度小まめな検証をしていかないといけません。次回は来月末にその後の私の心臓の動きを確認して調整していくことになっています。厄介ですがトライアスロンと言うスポーツをもっと楽しみたいので今後も主治医の先生とメーカーの技師の方と一緒に試行錯誤を繰り返していき、必ずや大会で完走出来る様に頑張りたいと思っています。
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心臓ペースメーカー外来

2023年08月25日 11時54分13秒 | 心臓ペースメーカーその後
昨日大和成和病院へ行って心臓ペースメーカー(PM)の検査と調整をしてきました。
6月13日に心房細動を抑えるためのカテーテルアブレーションという手術を受けたのですが、その後経過は順調だそうで直近1ヵ月間の心房細動の出現はゼロだそうです。手術後3ヶ月が経っても出なければ取り敢えずは手術成功となるそうで来月末の検査がとても楽しみになってきました。心房細動が治まれば現在服用している心房細動を抑える薬も数が減るものと思います。

そしてPMの設定の調整ですが、6月の手術前は最低心拍数が50bpmで最大心拍数を130bpmとして設定していました。ところが手術が終わった後は心房細動をより出にくくするためと言う理由で下を50bpmから70bpmへと上げられてしまったんです。

私は運動(トライアスロン)をしているので運動時に心拍数が自動的に上がる様にとレートレスポンス機能を使っています。これはPMが私の動きから運動をしていると判断すると自動的に心拍数を120bpmへと上げてくれるのです。またPMが身体の動きを感知する際の感度も調整が可能で私の場合は4段階ある内の4番目、ほんの少しの動きでも感知してくれる様な設定になっています。これはローラー台でのバイク練習では上半身が殆ど動かないために感度が低いと心拍数が上がってくれないための対策なんです。

そしてこれは昨日の検査時に分かったことなんですが、感度に関してはもう一つ設定があってPMが運動をしていると判断した時にどの程度の時間経過で120bpmまで持って行くかと言うのも設定できるのだそうです。運動開始後20分で120bpmまで持っていくのか、あるいは30分かけて上げて行くのか、と言う違いです。そして現在は5段階ある内の4番目で早い方から2番目の設定です。

この様な設定の下で最低心拍数が70bpmになっているのですが、こうなるとちょっと動いただけで直ぐに100bpm前後へと心拍数が上がってしまいます。駅の階段などを上がる際には結構心拍数の動きが気になるのです。普段の生活に少なからず支障をきたすので先月の検査時に心房細動の出現がほぼないことを確認した上で60bpmへと下げてもらいました。しかし残念ながらその後の1ヵ月間も朝ソファーに座ってくつろいで居る時に計測しても心拍数は98bpmだったり100bpmを少し超えている時もあって60bpmに下げた効果が見られませんでした。

なので今回は心房細動が出現していないこともあって更に下げて55bpmへと設定を変更してもらいました。
また同時に感度の設定をどちらも4番目から3番目へと下げてもらいました。
この結果、昨日の検査中も95bpm前後あった心拍数が変更した後は直ぐに70bpm台へと下がっているとのこと。
これで普段の生活上では支障はないでしょう。ただし、この設定で運動時にどうなるかを検証しないといけません。来月末の外来までにランニング、スイムそしてバイクでの練習時の心拍数がどう変化し、私自身がどう感じるのかが問題です。

今朝も朝4時45分から朝ジョグ7kmしてきましたが、今朝の具合はとても良い感じでした。朝方は大分涼しく感じたことも楽に走れた要因なのでしょうが、平均ペース7分30秒/kmで走って心拍数としては最大が126bpmで平均では118bpm、105bpmから綺麗な曲線で徐々に上がってくれました。

練習時のデータは昨日の分とまとめて後日更新しますが、取り敢えず心拍数の変化が分かる様に画像添付します。




ランニングでは問題はありませんでしたが、ローラー台でのバイク練習では感度を下げた影響がどう出るのか気になります。今日の午後は少しバイクに乗ってみようかと思っています。


それとトレーニング中の心拍数の動きですが、何度か走り始めに140bpmとか150bpmへと一気に上昇する時があります。この件について確認するとPMの設定としては上限が130bpmとしているので130bpmを超えることはない、とのこと。私の心房の動きは100%PMに委ねられているので自脈として上がることはなく、心房細動が出ていることもないことからこれは私が着けている心拍計の誤作動ではないか、との見解でした。心拍計は絶対ではないことは理解していますし、先生の話では心拍計が2種類の心拍数を拾ってしまうダブルカウントの状態になっているのではないか、とのことでした。なので今後は走り始めにデータとして残っている130bpm超えの数値は気にしないことにします。


因みに上限の設定はいくつまで可能なのか、と聞くと上限は175bpmだそうです。もうそこまで追い込む様なことはないのでこんな設定にはしないでしょうが、運動をしている若い人ならこんな設定にする人もいるのかも知れませんね。

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スイム1200m & CT検査結果

2023年03月08日 18時39分59秒 | 心臓ペースメーカーその後
今日はスポーツクラブの営業開始時間と同時に入館し、プールサイドで体幹トレーニングを20分、ウォーキングプールでウォーミングアップに5分程度費やし、その後往復コースで1200m泳いできました。

10時半からはアクア(水中エアロビ)のレッスンが始まるのでその時間帯に泳ぐことが出来ました。アクアの参加者さんは定員いっぱいの42名で今日も結構なウネリの中での楽しい泳ぎとなったのでした。ただし心拍数はちょっと高かったです。

今日のデータです。





そして午後からは大和成和病院へ行って一昨日受けたCT検査の結果を聞いてきました。
結果は「今回のCT検査では心房中隔の様子ははっきり判明しませんでした。」とのこと。カテーテルアブレーションの手術が出来るか出来ないかの判断が付かないということです。最悪の結果でした。「出来ます。」あるいは「出来ません。」と言う結果ならそれぞれ良かったとか残念でしたとか結論が出るのですがね。ただ、今回のCT検査で分かったことは心臓内に血栓などが出来ている様なことはなく、冠動脈なども良好な状態とのことでした。

また私の心臓回りの血管には「左上大静脈遺残」という奇形があるのですが、このため通常は心臓ペースメーカーを左胸に植え込むのに対し、私は右胸にしか植え込めなかったのです。そしてこの「左上大静脈遺残」がある人の場合は心房細動や心室細動などの不整脈を引き起こす可能性があるとのことでした。今回初めて聞いた事柄でしたが、ネットで検索するとそのことが記載されたサイトがありました。そう言うことだったのですね。納得でした。

さて、優先事項のカテーテルアブレーションをどうするかについてですが、手術前に行う経食道エコーの結果で最終的に判断をするそうです。という事で取り敢えず手術をする方向で話を進めることになりました。入院は6月12日でこの日に経食道エコー検査をしてカテーテルアブレーションの手術が翌13日、退院は15日の予定です。

そして手術までに服用する薬の処方箋を頂いてきました。
前回の診察時に話のあったアミオダロン塩酸塩速崩錠100mg、そして直接経口抗凝固薬は前回の診察時に提示のあった4種類の内からイグザレルト錠15mgに決まりました。この抗凝固薬ではワーファリンが有名ですが、ワーファリンは納豆や青汁など摂取してはいけない食品があります。一方イグザレルト錠などの新しい薬はその必要がないので納豆好きな私としては大変助かる薬です。また一緒にネキシウムカプセル20mgも処方されていましたが、これは薬の副作用の胸やけなどを抑える薬の様です。

そしてアミオダロン塩酸塩速崩錠には以前から服用しているビソプロロールフマル酸塩錠と同じ働きをする成分が含まれているのですが効き目が作用するのに時間がかかるとのことでビソプロロールフマル酸塩錠も30日分だけですが、処方されています。30日以降はアミオダロン塩酸塩だけで良いとのこと。

万一経食道エコーの結果でカテーテルアブレーションの手術が出来ない場合は経食道エコーの後に電気ショック治療だけ行うことも可能だそうです。その場合は13日に退院となります。

次回の診察予約は4月19日で、採血を行い服用する薬の効き具合を検査するとのこと。




2023年3月の目標距離   〈今月は設定せず〉
2023年3月の距離合計 ラン19.0km、スイム3.5km、バイク20.0km

2023年1-2月の距離合計 ラン175.0km、スイム25.9km、バイク395.0km
2022年の年間距離合計 ラン2,136.0km、スイム117.9km、バイク3,572.0km
2021年の年間距離合計 ラン2,568.0km、スイム66.0km、バイク3,500.0km
2020年の年間距離合計 ラン1,869.5km、スイム29.6km、バイク2,998.0km
2019年の年間距離合計 ラン2,288.5km、スイム36.7km、バイク2,060.0km
2018年の年間距離合計 ラン2,454.3km、スイム30.75km、バイク986.0km
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電気ショック治療とカテーテルアブレーション

2023年03月02日 14時05分59秒 | 心臓ペースメーカーその後
前回主治医の先生との話では心房細動が相変わらず出ていて出現回数も増えているので新たな試みとして、「心臓に電気ショックを与えることで心臓からの電気信号の動きを正常に戻すという治療方法があるのでやってみたらどうでしょうか」、という提案があったのでした。

一泊二日で治る可能性があるなら是非やってみたいと返答し、昨日はこの手術担当の医師(去年私の心臓ペースメーカーの交換手術をしてくれた先生です。)と面談して治療に関する詳細情報を聞いたうえで手術日などを決める予定でいたのです。

ところが面談したところ私の心房細動は相当に悪化していて「電気ショック治療だけでなく、同時にカテーテルアブレーションもやった方が良いです。」とのこと。

これにはビックリ仰天、青天の霹靂でした。なぜかと言うとこのカテーテルアブレーションは「鼠径部(そけいぶ)と内頸静脈(ないけいじょうみゃく)からカテーテルを心臓のなかに挿入します。そしてカテーテルを心筋に押し当て、熱を加えて熱凝固させることで心房細動を治す治療法」なんですが、その際に心房中隔に小さな孔を開けてカテーテルを通すことが必要になります。 



ところが、私はこの心房中隔に産まれ付き孔が空いていてこの孔から血液の逆流が起こり心臓が肥大するということになってしまい2009年にこの心房中隔欠損を塞ぐ手術をしています。(心臓肥大の影響で三尖弁の締まりも悪くなり手術では同時にこの三尖弁閉鎖不全症の形成手術も受けました)

カテーテルアブレーションですが、私の様に心房中隔欠損症で一度縫合した箇所に改めて孔を開けることについてはリスクが大きいために主治医の先生からは手術不適応として手術が出来ないと何度も言われていたのです。それがいきなりこの手術をしないと心房細動は治りませんのでやりましょう、と言われたのですからビックリするのも当然のことでした。そしてこの担当医は更に追い打ちをかけてくれました。主治医の先生とのやり取りなどを話してカテーテルアブレーションは出来ないのではと問うと「実際私は心房中隔欠損症で一度縫合した患者さんにこの手術をした経験はありませんが、5㎜程度の心筋の壁ですので問題なく手術はできます。」とのこと。おいおい心房中隔欠損症だった患者にカテーテルアブレーションをしたことは無いのかい!私が実験台ってこと!?

すると先生は「心配でしたら大きな病院へ紹介状を書くことは出来ます。」と仰いました。他の病院と言っても手術してくれる先生のことはネットで調べる程度のことしか分からないし、心臓に関する専門のこの大和成和病院で入院、手術をするのが私にとっては一番便利だし得策と思っているので「手術をするならここでします。」と応えました。しかし突然の方針転換に戸惑っていて「カテーテルアブレーションを受けるかどうかを今日この場で返答することは出来ません。明日主治医の先生と話をしてからお応えします。」と言って一旦保留することにしました。

昨日先生から話していただいたその他の概要は
*入院は三泊四日、全身麻酔の上手術時間は3~4時間、完治率70~80%
*抗不整脈薬のアミオダロンと直接経口抗凝固薬(血液をサラサラにする薬、DOAC)の4種類の内どれか1つの服用が必要、この薬は手術後も暫くの間は服用を継続
*運動と飲酒は極力控える(健康維持のためのゆっくりジョグ程度を1時間/日程度が限度)大会などへの参加はNG(転んで出血した場合の止血ができなくなる)

とのことでした。
私としての心配事は
・3泊4日の入院となると両親を4日ないし5日間ショートステイに預けることになり、その間の認知症の進行が心配。
・心房中隔欠損を縫合した患者へカテーテルアブレーションをした経験のない医師の手術を受けることへの不安。
・そして最大のショック事項は現在の心房細動の状態がかなり進行していて運動と飲酒を控えること、に関してでした。まあ飲酒は現在節酒を継続中ですのでその流れで問題はないので良いとして、大会などへの参加NGはかなり堪えました。6月とか7月に手術となった場合、薬の継続があるので8月の沼津トライアスロンは完全にアウトです。


帰宅後は多少気持ちも落ち着いてきて、心房細動が完治して一定の期間が過ぎればまたマラソンやトライアスロンへの参加も可能になるだろうから手術を受けるのが一番の解決方法だろう、と思い始めてはいたのです。しかし私が最初の実験台になるのかと思うとね。万一のことがあって両親より先に逝っちゃう様なことになるのが一番困ります。私の代わりに両親の面倒を看れる人はいません。そうなった場合、その時はその時で両親が結局どうなるかは別にしてなる様になるのですから気にしない方が良いのでしょうか?悶々としますね。


結論は今日の主治医の先生と話をした上で出すしかありません。そう思いながら今日午前中に主治医の先生に会って話をしてきました。


さてここからは今日の大和成和病院でのお話です。

9時半の予約でしたがほぼ予約時間に診察室へ呼ばれました。主治医の先生の話ですが要点だけまとめると下記です。

「当初は電気ショック治療と服薬での治療を考えていましたが、不整脈治療専門の先生としてはカテーテルアブレーションをしないと完治は難しい、という判断になって今朝も手術担当の医師と一緒に話をしましたが、まずは造影剤を使ってのエコー検査をして、心房中隔の縫合部分が現在どうなっているのかを確認した上で手術可能かどうか判断をし、可能である場合のみカテーテルアブレーションをするとのことで話を進めています。」とのことでした。

であるならば私としてもある程度の安心感は持てるので、「ではその方向でお願いします。」と返事をさせていただきました。最初からその検査を入れた話をしてくれれば良かったのにと思いましたが、軌道修正していただいたのでそれ以上のことは言う必要はないですよね。

という事で来週6日(月)に造影剤を使ったCT検査をし、8日(水)にその結果を聞きにいくことになりました。なので抗不整脈薬のアミオダロンと直接経口抗凝固薬の処方も今日のところはありません。新たな薬の服用は結果次第で早くても8日からになるのでしょう。

こうなれば後は手術適応になってくれて無事電気ショック治療とカテーテルアブレーションを受け、心房細動が完治することを願うのみです。大会参加は今秋以降になってしまうのでしょうが、まだまだ希望を持てる所へ引き戻してもらえました。昨日の時点ではかなりの動揺がありましたが、お蔭様で今はスッキリした気持ちで落ち着くことが出来ています。感謝です。
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