「介護もトライアスロンも楽しんで」

90代両親を介護の日々ですが、合間に走って泳いで、バイクにも乗って年1回のトライアスロン大会参加を目標に楽しんでいます。

心臓ペースメーカー定期外来

2021年12月24日 17時28分23秒 | 心臓手術その後

 

 

昨日大和成和病院で心臓ペースメーカー(以下PMと表記)の定期検診を受けてきました。3ヶ月毎に受けている検査です。

 

先生の診察前にこの3ヶ月間のデータを取り出している技師さんに昨日のランニング時の心房細動の事を確認しようと思い、「昨日の午前9時半過ぎに心房細動出てましたよね?」と尋ねたところ、「ちょっと待ってください、昨日ですよね?昨日は心房細動のデータは残っていませんね。出てませんよ。」との事。「えっ!?出てませんか?15分間ぐらいなんですけど」ってビックリして聞き返してしまいました。

 

640/km程度のジョグだったにも関わらず心拍数がそれまでの110bpmから170bpmへと短時間ですが上昇していたのでてっきり心房細動だと思っていました。

 

しかしPMにデータが残っていないのであれば心房細動では無いのでしょう。では何だったのでしょうか?

考えられるのは使っている心拍計の誤作動か心房細動では無い実際の心拍数の上昇だったのかのどちらかです。

 

心拍計は手首で計測する光学系のそれではなく、胸に巻くセンサーからのデータを取るタイプの物なので信頼性は高いと思っています。

また、昨日のデータを再度見ると心拍数の上昇具合が一気に170bpm台まで上がるのではなくて階段状になっていました。

下りと登りの坂を走っていたとはいえこんなゆっくりペースでの心拍数ではないので直ぐに心房細動だと決めつけてしまいましたがどうやら実際の心拍数の変化だった様です。

 

そうなるとまた別の問題が発生しますね。ゆっくりジョグでも170bpm台まで心拍数が上がってしまうという事です。昨日は15分間程度でまた正常値の110bpm台へと下がってくれましたが下がらない事だってあるかも知れません。

 

これは私にとってかなりショックな出来事です。心房細動ならPMのミネルバ機能でその心房細動を抑え込む事(成功率は50-60%)が出来ますが自然な、と言うより異常な心臓の動きはどう対処するのが良いのでしょうか?

 

健康が心配なら心房細動が出ている以上走ることを控えるべきなんでしょうがそれが出来るくらいなら悩みはしないのです。

 

結論は小まめに心拍計の表示する数値を確認して異常な数値が出ている場合はペースを落とすなり立ち止まるなりをするしかないのでしょう。しかし心房細動や今回の様な異常な心拍数の上昇にしろ体感的には殆ど違和感がない時がほとんどなんですよね。なので見過ごしてしまう場合も多々あるのです。

 

困ったものですが、もうこれは心房細動持ちの人はこんなもんだろうと諦めるしかないのでしょう。手術で心房細動をなくすことも出来るのですが、私の場合は生まれつきの心房中隔欠損だったために心房中隔を一度縫合しています。心房細動を抑えるための手術ではここをもう一度切開することになるのですが、担当医の先生の話では縫い合わせた箇所を再度切開することは出来ないそうです。

 

後は薬で心房細動を抑えることになります。私は今年の7月からそのための薬「ビソプロロールフマル酸塩錠0.625mg」と言うのを毎朝2錠飲んでいます。この薬は心臓の動きそのものを抑えることで心房細動を抑え込もうという薬なのです。昨日の検査ではこの3か月間の心房細動の発生率は6%まで改善されているそうです。その前3ヶ月間の発生率が20%だったのでこの薬の効果は絶大だったのでした。

 

しかし副作用もあります。血圧が下がりますし、房室ブロックの発生率が上がるそうです。脈がどんっと急激に下がったりするのです。ここ3ヶ月の間にも走っている間に60bpm台に一気に低下したことがありますが、多分これがそうなのでしょう。

 

長短ありますが、先生と色々話した中での結論はこの薬をまだ暫く飲み続けてみましょう、ということになりました。またこの薬の効果をなくすのに必要な日数というのはだいたい4日間ぐらいとのこと。どうしても大会で良いタイムを出したいとかの理由でこの薬の効果を消したい場合は大会4日前から飲むことを止めれば良いそうです。まあそんなことは考えていませんが。

 

 

そして今回もう一つどうしても確認しなければならないことがありました。前回の検査時にPMの電池交換が来年4月頃、と言われていたのでその日程を確定してもらいたかったのでした。なぜなら2泊3日の手術になるのでその間両親をショートステイの出来る施設へ入れなけばなりません。この予約が2か月前からになるので1月中にはどうしても手術日を確定しなければならないのです。でこの話をしようと思ったところ、先生から電池寿命はまだ半年以上あるので手術日は来年7月以降11月頃までの間になります、とのことでした。ここ3ヶ月間の電池消費量が予想の1/3程度で済んでいたそうです。先延ばしになることは私にとってはとても良いニュースでした。2013年の7月にPMを植え込んだので2022年7月以降に交換となれば丸9年間使い続けることになります。結構な寿命ですね。ありがたいことです。

 

さて、今日もトレーニングは行いましたがその内容のアップは明日の分とまとめて行うことにします。
コメント (8)
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