ウィニー:マンション見学8千人の情報流出 一部に年収も
(2006年4月11日 3時00分 毎日新聞)
新築マンションを見学した人など約8100人分もの個人情報が、ファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」を介してネット上に流出したことが10日、分かった。このうち約1000人分の情報には年収も記載されていた。総合商社「ニチメン(現双日)」と不動産大手「三菱地所」などが、千葉県内や東京都内で手がけたマンションの宣伝業務を担当した広告代理会社の関係者が収集、流出させたとみられる。
広告代理会社は「アイ・アンド・キュー アドバタイジング」(藤井一彦社長、本社・名古屋市中区)。流出したのは、03年9月に同社を退職した元社員が集めたとみられる文書で、保存しているパソコンが暴露ウイルスに感染したらしい。
アイ社によると、元社員が退職した後、別の社員に会社貸与のパソコンを引き継いだ。その社員がパソコンにウィニーを入れ、、流出データも存在していたという。同社は「流出したのは、うちの文書に間違いない。役員で手分けしてすぐにクライアントにおわびに行く」と話している。
昨今情報漏洩してしまった場合の危機管理対応が云々される中での上のようなコメントを出せる会社というのは実は結構懐が深いのかもしれません。
単に「まずはクライアントに頭を下げる(頭を下げればどうにかなる?)」というのが条件反射的に染み付いてしまっただけかもしれませんが・・・