宮部みゆきの『模倣犯』を読みました。
実は宮部みゆきを読むのは『火車』以来なのですが、嫌いというよりは『火車』を読んで、これははまりそうだ、という予感と作者の多作ぶりに危険を感じて今まで敬遠してきた、というのが正直なところです。
今回は単行本のときの評判を思い出したことと、店頭で見て表紙画が藤田新策さん(スティーブン・キングやディーン・クーンツなどの表紙で有名)だったことなどからので久しぶりに解禁しました。
読んでみて、期待にたがわずの傑作といっていいと思います。
トリックよりはストーリーで読ませる小説ですね。
文庫本で5冊一気に読んでしまいました。
ネタバレになると申し訳ないですから、内容についてはふれません(となると書くことがなくなってしまうのですがw)
それから、文庫本の裏表紙のあらすじも先に読まないほうがいいですよ。
人物造形がしっかりしているという以上に個々の登場人物の背景に深く入り込んでそれぞれの物語が交錯していくあたり、『バガボンド』に似ていますね。この小説も元は週間ポストの連載ということで、書き下ろしよりも横道にそれたりしがちな分、幅の広がりが出るのかもしれません。
続いて他の作品も・・・と思いかけたのですが、買って読まずに積んである本を目の前にして、ちょっと自制心が働いてます。
実は宮部みゆきを読むのは『火車』以来なのですが、嫌いというよりは『火車』を読んで、これははまりそうだ、という予感と作者の多作ぶりに危険を感じて今まで敬遠してきた、というのが正直なところです。
今回は単行本のときの評判を思い出したことと、店頭で見て表紙画が藤田新策さん(スティーブン・キングやディーン・クーンツなどの表紙で有名)だったことなどからので久しぶりに解禁しました。
読んでみて、期待にたがわずの傑作といっていいと思います。
トリックよりはストーリーで読ませる小説ですね。
文庫本で5冊一気に読んでしまいました。
ネタバレになると申し訳ないですから、内容についてはふれません(となると書くことがなくなってしまうのですがw)
それから、文庫本の裏表紙のあらすじも先に読まないほうがいいですよ。
人物造形がしっかりしているという以上に個々の登場人物の背景に深く入り込んでそれぞれの物語が交錯していくあたり、『バガボンド』に似ていますね。この小説も元は週間ポストの連載ということで、書き下ろしよりも横道にそれたりしがちな分、幅の広がりが出るのかもしれません。
続いて他の作品も・・・と思いかけたのですが、買って読まずに積んである本を目の前にして、ちょっと自制心が働いてます。