ユナイテッドシネマ金沢にて。
楔型文字の研究者アルマ。
研究費稼ぎのためにある実験に参加します。3週間高性能アンドロイドと行動を共にしレポートする、というもの。
目の前に現れたのはトム。
ドイツの女性の恋愛データ、アルマの性格や好みを全てインプットされていて3週間の間にアルマを幸せにする、というのがミッション 、さらにイケメン。
イギリス英語訛りのドイツ語を話すのもエスニック好きなアルマのためにちょっとだけ異国ムードを味わってもらうため、と至れり尽くせり。
93%のドイツ女性の憧れだというバラ風呂+キャンドル+シャンパン+いちご、(そしてイケメン)を用意して「さあどうぞ」とトム。でも「私は残りの7%よ」と言われてしまい…
(このキャンドル風呂にシャンパン付きって「ハウス・オブ・グッチ」でもあったなぁ。)
はじめの方はアンドロイドトムとアルマのトンチンカンなやりとりのコメディなのかな、と思っていたのですがかなり違っておりました。
アルマの認知症になってしまった年老いた父のこと、3年もかけてきた研究での挫折、過去に産んであげられなかったアルマの子供のこと…などもあって、なかなかに重いし深い話でした。