ユナイテッドシネマ金沢にて。
コーダとはChildren of Deaf Adults (⽿の聴こえない両親に育てられた⼦ども)という意味だそうです。
耳の聴こえない両親、兄と暮らす高校生のルビー。
漁師の父と兄が朝早くから漁に出るのにルビーは同行しています。競にかける魚の値段の交渉など通訳する人間が必要だから。ルビーは家族の中で唯一健聴者でした。
通院するにもルビーに手話通訳をしてもらわないとドクターの話が分からない。
パパは汚い言葉や下品な言葉を使う率が高くて それをいちいち通訳しなければならないルビー… ずいぶんと笑かしてくれましたけど、ちょっとお気の毒…
高校で合唱部に入ると顧問の先生はルビーに才能があると感じ音楽院への進学を進める。
ルビーがいなければ、家族は漁をして生計を立てていくことができない。
聴こえない両親には娘の才能が分からず、音楽の道に進むことに賛成できない。
怒鳴り合い、ぶつかり合いながらルビーと家族は答えを出します。
ルビーと共に音楽院を受験するマイルズ役フェルディア・ウォルシュ=ピーロはどこかで観たような気がしていたんですが「シングストリート」のマイルズ役のあの子だったと後から知りました。
ママ役のマーリー・マトリンはどこかで聞いた名前と思ったら「愛は静けさの中に」の人だったんですね。
重くなってしまいそうなテーマをユーモアと歌でくるんだ清々しくてすてきな映画でした。
ルビー役エミリア・ジョーンズの透き通った歌声に魅了されました。
合唱曲でボウイの「スターマン」が使われていたのもうれしかったな