大阪市の市政だよりに歌舞伎鑑賞半額でという記事があり
昔は時々応募していたのですが、ちっとも当たらないので
やめていましたが
最近、知り合いから結構当たるよという情報を得て
往復はがきで応募したところ
本当に当たりました。
大阪市の行事なので、てっきり松竹座だと思っていたら、京都公演でした。
そこで今日南座の初日に観劇となりました。
半額なのに意外と良い席でうれしかった。
演目は
「獨道中五十三驛」(ひとりたびごじゅうさんつぎ)
猿之助四十八選のうちの一つで、人気の演目だそうですが
京都では何と二十八年ぶりの公演だそうです。
昨年、大阪新歌舞伎座の杮落しの公演と
偶然同じ顔ぶれでした。
右近さんとはご縁がありそう。
「市川右近十五役早替わりならびに宙乗りあい勤め申し候」ということで
猿之助歌舞伎を存分に楽しみました。
十二役早変わりの段では、めまぐるしく変わる右近さんに
ハラハラしながらも、あっ、今のは違う人・・・あそこから出たか~と
あらさがしや、からくりの種明かしを楽しみながらも
その鮮やかな早変わりにすっかり魅せられました。
最後は大拍手でカーテンコールが・・・。
歌舞伎でカーテンコールぅ?と言ったら
お隣のご婦人が、最近はあるのよと教えてくれました。
そのカーテンコールでは演出の猿之助さんも姿を見せ
拍手を浴びていました。
やはり少しお体が不自由なようで、あの華やかな舞台を知っているものとしては
大いに寂しさを感じました。