チケットを取った後でソバリエさんの予定が変わり
今回は姉を誘っていきました。
演目は
碁太平記白石噺(ごたいへいきしらいしばなし)
浅草雷門の段
新吉原揚屋の段
女殺し油の地獄
徳庵堤の段
河内屋内の段
豊島や油店の段
でした。
碁太平記のほうは、かたき討ちの話なのですが、
かたき討ちの話までには至らず
奥州から姉を探して江戸へでてきたおのぶが
花魁になった姉と再開し、かたき討ちを誓うというところまでのお話。
浅草雷門のにぎわいや、大道芸の手品で笑いを誘ったり、
花魁の支度部屋が舞台だったりと
明るい話でした。
蓑助さんが使うおのぶが、とても子供らしくて可愛かった。
女殺し・・・。のほうは近松の有名な作品ですが
あまり上演されないようです。
簡単に言うと、油屋河内屋の放蕩息子与兵衛が
向かいの油屋豊島屋の女将お吉を殺して
金を盗むというお話なのです。
何と言っても見せ場はその殺しの現場。
お吉は二人のかわいい娘のために死ぬわけにはいかない
与兵衛は何としても金を奪って借金を返さなければならない。
夜の油屋の店内で必死の戦いが繰り広げられるのです。
髪を振り乱し、油まみれになってやりあう様を息をのんで見守りました。
与兵衛は桐竹勘十郎さんお吉は吉田和生さんが使っていました。
いや~。楽しかったですよ~。
ピンチヒッターの姉も喜んでくれたようです。