ティーガーデン

大好きな紅茶を飲みながら、日々の生活で
咲いた花々(さまざまな素敵)をご紹介していきます。

 菓子職人の食空間提案

2008年02月10日 22時07分43秒 | else
 テーブルフェスは、色々なコーナーに分かれています。
そんな中で毎年選ばれた、プロのテーブルコーディネーターや、料理研究家、文化人等によるテーブルセッティングも披露されます。
今回は、お馴染みの石坂浩二さん、黒柳徹子さん、江上栄子さん、落合なお子さん、クニエダヤスエさん、バーバラ寺岡さん他12名の方々の作品ブースでした。
その中で注目は、フラワーアーティストのローラン・ボーニッシュさん、そして、人気パティシェの高木康政さんのブースでした。
特に高木さんのブースは、スイーツ好きの私には、とても興味惹かれるブースでした。

ご自分のお店のSHOP MARKと合わせたのか、白・黄色・黒が基調の空間でした。
モダンな印象の空間でした。モダン&男性のイメージでした(私個人的に思ったこと)
この空間は、スイーツパーティーの一つのスタイルを提案してみたのだそうです。
スイーツを楽しむだけではなく、器と共に、より豊かな時間を過ごして頂きたいとの思いを込めての作品。

高木さんだから、ご本人の原点であるマドレーヌがテーブルの中央に来るのかと思ったら、今回はマカロンでした。りっぱなマカロン・タワーが、トーキング・グッズとなって、楽しいパーティーが繰り広げられるシーンが、目に浮かぶようです。

私ならこんな空間を与えられたら、いけてる男性・女性の友人を招いて、コーヒー&お酒をスイーツのお供にして、夜中まで、語りたい気分ですね。

もしかして菓子職人のブースはこのコーナーでは初ではないかしら?
来年も高木さんの作品観たいものです。
あと何人か菓子職人のブースがあればかなり嬉しいかな


*前記事の、阪口先生のトークイベントの記事には、ちょっぴり参考になることが書かれていますので、長い記事で申し訳ありませんが、お見逃しなく・・・
コメント (10)
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 ひな祭の食卓で楽しむ食育

2008年02月10日 01時37分49秒 | else
 昨日短時間ですが、2008年の、テーブルウエア・フェスティバルへ行って来ました。

丁度大好きなテーブル・アーティストの阪口恵子先生の、ステージイベントが14時からあり、時間が少し過ぎましたが、何とか間に合いました。
後から来たものだから、席が遠かったので、先生やテーブルがとても小さくてごめんなさい。イベント中撮影したものです。

昨年は「コンビニ弁当でも出来る食育」と言うテーマで、トークイベントを行われました。今回は「ひな祭りの食卓で楽しむ食育」と言うテーマでした。
小さくて見えなくて残念ですが、ステージの中央のテーブルは、家庭で行うビッフェ・パーティーの際の、テーブルの一例を、阪口先生が、表現なさったものです。
このテーブルは、お部屋の壁にひっつけるのではなく、壁から人が通れるくらいの幅をあけて、人が1周まわれる動きができるような設定となっています。
テーブルクロスは、テーブルの足の下の方まで来るくらいロングなものを選びます。そして、テーブルの下に、パーティーに不必要なお部屋のものを、隠してしまいます。そのテーブルは、お料理を準備し、取りに来て頂く為のテーブルなので、テーブルの下を見られることもなく安心。そして、お部屋もスッキリします。
ただ、テーブルクロスの長さは、人の足首辺りまでとしておきます。地面にするくらい長いと、クロスを踏みつけて、人が転んだり、また、クロス上のものが転落したり、アクシデントの元ですので、ご注意を。
そして、クロスは、サイズが大きいほど高価ですので、高価なものを避けて手軽に準備したい場合は、布地屋さん等で、安価で売っていたような、布を使えば、立派にクロスとして代用できます。
テーブル上ですが、キャンドルはボンボリをイメージして、ランプを飾ったり、小さなキャンドルを、細長い花瓶を上下逆にして、その部分にのせてみたり、工夫次第で色々出来ます。私としては、以前阪口先生にお聞きした、フローティング・キャンドルが素敵かなって思いますが・・・。
お花は、桃の花や菜の花等好きなお花を飾れば良いと思います。
これだけで一気に春の訪れです

そしてお料理ですが、ちらし寿司・はまぐりのお吸い物・桜餅…等ですね。
ちらし寿司と言うのは、五目寿司とも言います。
日本の昔ながらの年中行事では、奇数を使い、特に”五”と言う数字に、大切な意味があるようです。五節句・五味・五色・五法・・・。
その五節句の中の1つがおひな祭り。そして、五色!これは、おめでたい日のお料理には、五色を使うと言うことです。
例えばこの五目寿司。
赤・・・人参(又は海老)
白・・・ご飯(レンコンも入ると思う←私の考え)
黄・・・きんし卵
黒・・・しいたけ(のり)
緑・・・さやえんどう

・・・とこんな感じです。
お正月のおせち料理を思い出してみて下さい。そこでもこの五色・・・心当たりあるのではないでしょうか?

そして、桜餅。これは、関西と関東では違うんですよね。以前ブログに書いたと思いますが、関西の方は、道明寺粉の皮で餡を包んだものを、さくらの葉にのせます。関東の方は、白玉粉や薄力粉を使って、薄く焼いた物で、餡をくるみ、桜の葉にのせます。これは気づいた時、私にとっては、かなり衝撃的でした。小学生の頃から、茶道のお稽古では、関西風の桜餅をずっと見てきた私。桜餅は大きくなるにつれて、好きになって行きましたが、子供の頃には少し抵抗があり、食べるまでよく眺めていたので、関西風のイメージが強烈でした。だから関東の桜餅はちょっと驚きだったんですよね・・・。皆さんはどんな感想をお持ちでしょう?
ひなあられも、関西と関東では違いますね。関西は、おかきっぽいあられで関東のは、ぽん菓子のような軽いパステルカラーのあられですよね。

お皿はビッフェスタイルなので、何枚も準備しておきます。私としては、大勢の時には、紙皿が良いと思います。軽くて扱いやすいので。ただ、ちらし寿司など入れるのは、紙皿でも、深めのしっかりした物が良いかと思います。これは私のおもてなしの経験上の話。そして、お箸は祝い箸を使います。お正月に使うのと同じ感じの。そして、ナフキンは、お箸をしまえたり、汚れを拭いたりする為に準備しておきますが、工夫したナフキンワークで、テーブルを美しく見せましょう。

そして、メインのお雛様について少し。
これも以前触れたと思いますが、関西は、向かって右にお内裏様左にお雛様を飾ります。関東では向かって右にお雛様左にお内裏様を飾ります。
これは、年に1度、誰もが迷ってしまいますね。でもどちらも正しいので、ご安心を。元をたどると、元祖は関西の飾り方のようですよ。

そして、そこに飾られる菱餅の色にも風景の表現があるそうです。
それは、花団子と呼ばれる、三色団子にも同じ風景が表現されています。
色の並び順も下から緑・白・赤となっています。
緑・・・春の訪れにより、地上に植物の芽が出てくる様子。
白・・・雪を表す。これは雪解けのイメージでしょうか。
赤・・・桃の花を表す。花が咲いているイメージ。
この三色は、春の訪れを表現する色だったんですね。そして、とてもおめでたい感じがします。



京都出身の阪口先生・・・今回多忙なので、この先生のお話を聞くことは無理かと思っていただけに、お聞きできてとっても感激ものすごいオーラを感じます。お話される事が、すべて自分の物になっています。そうなるのに20年かかったとおしゃいますが。関西のお嬢様育ち独特の、すごく素敵な雰囲気が大好き。気どらず、はっきりしていて、伝えたい事を、言葉と心と全身・・・で表現なさる感じです。
だから、とても先生自身に惹き込まれて行き、長時間でもずっと話を聞いていたくなります。
関西の誇れる大人物だと思います
食育の面では、あらゆる角度から、力を注いでいらっしゃるようです。


最後に・・・、先生の一番言いたかったこと。それは、楽しいテーブルを囲んで、素敵なコミュニケーションを図りましょうと言うこと。
これが一番重要な食育なのです!

おひな様パーティーを機に、そこにいらっしゃる知人・友人とたくさん会話しましょうと言う事。おうちで家族で行う場合ももちろんです。
食卓を囲んでの会話と言うものは、食べ物を噛んで味わい、消化する経過と同じで、美味しい物を皆で食べながらの会話は、知らぬ間に記憶にすごく残るもの。
何気なく聞いていたように思うことでも、後々まで残ることも多いようです。
一番のコミュニケーションとなる食事の場で、人とのコミュニケーションを大切にして行きましょう


おひな祭り・・・楽しみになってきました




コメント (4)
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