ティーガーデン

大好きな紅茶を飲みながら、日々の生活で
咲いた花々(さまざまな素敵)をご紹介していきます。

Légende du breuvage spirituel  =MF=

2019年07月07日 17時44分00秒 | Tea・coffee・Juice

お天気~、良くない日が続きますが、

喉の調子等大丈夫ですか~?

 

小さな症状の間に、ケアしておくと、良いかと思うので、

不調な場合は、

喉を潤し、ゆっくりと休養をとり、

温かいハーブティー等でほっとして下さいませ~

 

私は、又雲南工夫紅茶を頂きました~

チョコは、フェルメール展の際、

大阪市立美術館で、買った、「恋文」のデザインのチョコレート~

大阪展でのみ、展示の作品だったので、その記念に~

賞味期限は、今月末まであるので、余裕です~

 

趣味仲間の方が、フランスから帰国なさいましたが、

やはり向こうは、とんでもなく暑かったそうです~

でも、日焼けもされてませんし~、上手にお過ごしだったのかなと感じます~

ビーガンが流行っていたと聞きました~

それで、結構はまったとか~

フォトを見せていただきましたが、

私やデイジーの好きそうなプレートだと思った~

良いな~、行きたいな~

今日は、神聖な飲み物・・・つまりは、お茶・・・の、伝説を、少し、MFの赤黒本より、ご紹介~

 

breuvage→飲み物(男性名詞)

一般的には、

boisson →飲み物(女性名詞)

の単語の方が、馴染みある感じがするのですが~。

 

世界で最も古い飲み物は、

きっと自然の恵みである、お水でしょうけれど、

人が手を加えての飲み物は、多分お茶でしょうか~

お茶は、5000年の昔から飲まれていたとされます~

本当のところの詳細は、ヴェールに包まれたもので、

神秘的な想像が広がりますね~

 

長くなりそうなので、

中国の伝説を1つ~

とても有名な伝説ではありますが~、

ちょっとずつ、伝える人や本等資料によって違いますが、

今回は、MFの本を通じて、ご紹介です~

 

農耕の神様とされる、炎帝神農がいて、

この神様は、水は、いったん沸騰させたものでなければ、

決して飲もうとは、しなかったとの事。

炎帝神農は、

紀元前2737年のある日、

野生の木の木陰で、腰を下ろして、休んでいました。

すると、風が木の葉を揺らし、

何枚かが、はらはらと、この帝の持っていた器の中に、

偶然、はらりと落ちて、入ってしまいました。

それを、帝は、飲んだ際、言い尽くせないほどの、幸福感に満たされるのを感じたそうです~

 

これが、お茶の始まりとして、

中国に、古くから伝わる伝説の1つだと言う事で、

知られています~

又気が向いたら、

別の伝説も、ご紹介したいと思います~

皆さん~、

素敵なお茶時間をお過ごしくださいませ~

 

Bonne soirée ~

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私の20世紀  =4Kレストア版=

2019年07月07日 10時46分00秒 | Movie・Book・TV

この映画は、

ハンガリーは、ブダペストの、イルディコー・エニェディ(Ildikó Enyedi)(監督・脚本家)と言う、

女性の華麗なるデビュー作で、

4Kレストア版として、2019年、リバイバル上映された作品~

この作品は、1989年に、

カンヌ国際映画祭で、カメラドール(新人監督賞)を受賞した、

デビュー作にし、世界的に注目を浴びたものだそう~

 

20世紀末に、

19世紀から20世紀を迎える当時を舞台に映画を製作し、

21世紀に、再び美しい映像として、再公開。

 

久しぶりに、モノクロの映画を見たが、

美しい女優さんが、1人で美しいままを生かし、三役をこなし、

それが、それぞれの役柄において、美しさで人々を魅了し、

そして、女性の作品ならではかもしれないと思うような、

夜空や動物達を何気に登場させ、

ちょっとファンタジックな雰囲気で、全体を柔らかく包み込んでくれている。

 

内容は、新しい世紀に突入する瞬間の当時の雰囲気、

双子の主人公達とある魅力ある男性との、つかの間の恋愛劇~を、

様々な事の対比を表現し、

素敵に描いている物語でした~

 

双子(リリとドーラ)の主人公と、その若く美しい母親を演じるのは、

ドロタ・セグタ。

そのままの美しさを生かし、それぞれの雰囲気を、わかりやすく演じていたと思った。

 

以前、サスペリアのリメイク版を記事にした事がありますが、

この時は、ティルダ・スウィントンが、

名振付師であるマダム・ブラン(勿論女性)と、

年老いた心理療法士・クランペラー氏(男性)、

バレエ団の創設者とされる不気味なあの女性、

・・・と言う、全く異なる、

キャラクターを演じたと言う事で、

とてもキャラクター作りのメイク他、大がかりだったよう~。

・・・話それました~(苦笑)

 

 

20世紀の幕開け・・・、遠い昔のような~、

人類にとっては、近い過去のような感じですが、

19世紀後半は、エジソンが、

電球や発電機、映写機を発明した時期で、

これらと平行に、物語は、進行して行き、

その発明が、人々に、どのような新しく素晴らしいものをもたらしたか、

20世紀への華麗なる幕開けと、それらを重ねている感じだった。

暮らしが、その発明により、少しずつ便利で豊かさをもたらす中、

女性達の考え方も、変化して行ったのであろうな~と、

清々しく、美しく、可愛らしい~、女性の作品らしい、ENDだった~

 

 

物語は、

1880年、アメリカ、メンローパークにある、エジソン研究所で、

白熱電球のお披露目で、人々が沸き立っているシーンから、始まる。

白黒ゆえ、その光と影の表現が、幻想的かつ、人々の期待の高まりを感じ、

初っ端から、素敵な雰囲気を醸し出していた。

夜に、明るさを放っていた。

(今では当たり前の事だが、当時は、すごい事だったと想像する。)

 

 

同時期、

ハンガリー、ブダペストで、

庶民のご家庭でしょう~、

双子の姉妹が誕生する。

美しい母の子供達。

二人は、リリと、ドーラと名付けられる。

その後、二人は、孤児となってしまう。

暗く寒い冬の街の路上で、

マッチ売りの少女達・・・であった。

今では、童話でしか聞かないですが、

当時は、本当にあったのでしょうか~、

マッチ売りをしていた~。

そして、2人は、クリスマス・イヴの夜に、

それぞれ別々の男性に、引き取られて行った。

 

 

時は流れ、1900年の大晦日に、シーンは、移る。

成長した双子達は、

それぞれ・・・、

華麗なる詐欺師(ドーラ)と、

気弱な革命家(リリ)になっていた。

本来持ち合わせたものは、似た者同士だと思うが、

全く違う人物像になっていた。

 

やはり、それぞれの育った環境の影響があったのでしょうか~。

 

そして、二人は、偶然同じ、オリエント急行(←レトロ感、雰囲気ある)乗り合わせる。

ドーラは、美しく着飾り、食堂車で、豪華な食事、それなりの男性達との時間を楽しみ、

リリは、満員の車両で、革命の同志から渡された伝書鳩(←時代を感じる)を抱え、不安な時間を過ごす。

 

そして、それぞれ、ブダペストで降りる。

そして、世界中を飛び回る、謎のダンディな男性に、双子のそれぞれが、別々のシーンで、出会ってしまう。

男性に対する接し方や考え方の違いも、出会った場所やそれぞれの様子で、とてもわかりやすい違いがあった。

リリは、図書館で、男性と目があってしまい、男性慣れしていない初心な彼女は、それだけで、男性に惹かれる自分がいた。

男性もそれに何か感じ、帰り道、ぎこちなく、一緒に歩く。そして、流れで、動物園デートをする。

 

ドーラは、この男性と、豪華客船で、出会う。

慣れた感じで、男性を見つめ、男性もそれに答えるかのように、部屋を教える。

そして、男性に目をつけたドーラは、男性を一夜の遊び相手として楽しむ。

 

そんな2人を、男性は、何かが?なんだけれど、同一人物と思い、

恋をしてしまう。

 

 そして・・・。

 

 

 

女性と男性・・・においても、考えさせられました~。 

 印象に強く残っている事の1つに、

今の世の中であったら、

大勢の女性に向けての講義で、大炎上しそうな発言をしている哲学者?である男性がいて、そのシーン、インパクトあり。

”女性は、母か娼婦かどちらかである”なんて今なら大変な問題発言を、当時の設定で、堂々と語るシーンが、強烈に印象に残っています~。

(映画の中でも、発言にざわつきと罵声も飛び、怒って出て行く女性もいた)

 

 

発明による、人工の光が、夜のない世界を生み出し、

科学が、魔法のように感じられた時代の、不思議な世界感が、素敵に感じられました~

・・・と同時に、その後世の中が、電気技術の躍進により、発展して行くだろう明るい期待感も感じられた~

そして、女性の生き方や考え方に、良い意味の変化が見えて来た・・・そんな事も感じられた~

 

 

人生100年時代と言われる、今世紀日本~

そして、

世界規模で、急激に変化している世の中を、

昔にも目を向けつつ~、

考えるプチな機会にも、なりました~

 

 

 

イルディコー・エニェディの最近の作品としては、

2017年に「心と体と」で、

ベルリン国際映画祭 金熊賞(最高賞)受賞等の功績がある。

 

「私の20世紀」から、時を経て、

又どんな素敵な作品なのだろう~と感じたので、

又、こちらも観る機会があったらな~と思いました~

 

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