汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 別れの朝に

2009年10月03日 | 初期中期の詩
流されて
流されて
呼び戻しても帰っては来ない
明け暮れた日々よ
胸の内に木霊している
雲に隠れた淋しさの心情

雨の後のアスファルトに残る轍から
ひっそりと立ち昇る
淡い日々の名残り

孤独に蝕む心の奥底で
過去に照らされた
儚き思い出の窓辺で
育つ植物に
陽の光は絶え間ない祝福を注ぎ込む

蒼の光に閉ざされて
虚空を見つめる瞳に
気泡は優しく身体を愛撫していき
揺らめいた闇に沈んでいく
あなたの面影をいつまでも追いかけている

波乱は底しれぬ恐れに屈し
淋しさは永久の潮の流れに乗って
何処までも漂流していく
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