汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 狂わされた愛情

2009年10月23日 | 初期中期の詩
苦痛に焦れた胸に
焼きつくようなあなたへの想いが
溢れる事を止まらず
膨れ上がる欲望に
腫れあがっていく虚しさは
貪欲に咽び泣く子供のようだ!

腐乱した屍に目を仰がせて
その手で腸をもぎり取るのなら
憎悪は限りのない祝福にも似た快楽に
その身は戦慄に狂喜する

怖れをなした聖霊は
惨禍に逃げ惑う人々を執拗に追い立てて
その手で連れ去ろうとする

憎しみは恐れをなした聖者を一人残らず焦がしていく
あなたへの賛歌を並べ立てて
私は今日もあなたを求愛している
溺愛は羞恥にも似た欲情を掻き立てる
あなたへ目を見張る様々な悪魔の薄汚い顔も
私の手の内に綻びて
あなたの妖艶さが
あなたへの限りのない愛着が
私をここまで狂わせて、怯えさせているのだ!
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