汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 腐敗した美

2009年10月13日 | 初期中期の詩
美の反乱
軟弱な思想に捻じ曲げられた
生きた屍よ
お前の身体は痩せこけり
貪欲に満ちた心身は
見るも絶えない美の幻影なのだ
浅ましい世の習いなど
幻惑に脅かされた精神に
何の意味があろうか
屈辱な視線に耐え
治まる事の無い欲望の悪魔を
蹂躙に満ちた汚い足の裏で踏み躙られている

悲哀に満ちた操り人形
劣等に朽ちてしまった従僕
止めどなく溢れてくるのは
狂気に震えた呻きに染まった臭い霧
そして、壮言な偽りに塗れた悪魔の囁き
一体どれ位の人達が
この病理に犯されている事か
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