汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 朝の時間

2009年10月10日 | 初期中期の詩
気高さに
明け暮れた想いの木霊する
朝の悠遠な心持ち
空のけたたましい風の唸り声や
鳥たちの妖艶な憩いの夢心地や
壮麗な空気に満たされた
憂鬱な川のせせらぎなど

霧は隠された真実を雅にする
河口に佇むのは命の終えようとする
今にも倒れそうな老齢な楼閣

鼓動は更なる高鳴りを呈し
鐘の鳴り響く街並みに
光り輝くエーテルが注ぎ込む
壮麗な挙動
神秘に飲み込まれた巡礼
つまびやかに滴るのは
人々が過去に流した涙の滴

冷徹な手ほどきを受けた純情
軽やかな足取りにうろたえる盲者

朝の時間はこうして木霊していく
人々は太陽の淵に彷徨い
そして、浄化されていく
コメント