汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 無題

2009年10月08日 | 初期中期の詩
雨に吹かれ
雨に怯え
底知れぬ恐怖に震えて
淋しさに
瞬たく星に祈るように
優しい唄に載せて
あなたに届けよう

押さえつけられた孤独に耐え
迸る涙に頬を濡らし
絶え間ない林の奥に
犇めく野望に恐怖し
とめどなく溢れ出る野望はいつ果てるともなく
闇に飲み込まれ
身動きさえもぎこちなく
このまま消えていくかもしれない恐怖に
朽ち果てた心身を引きずり
それでも歩いていく

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犇めく→ひしめく

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みやすけの詩 午後の恋人

2009年10月08日 | 初期中期の詩
溺れる事に屈して
あなたへの愛情を惜しまなく捧げる事に
限りない快感を見つめれば
あなたの心の中
あなたの素っ気ない頬の冷ややかな感触も
孤独を感じていた心の中に
一筋の光を注ぎ込む
憐憫は遠くの地平に沈み込み
億劫なほど滴り落ちる幸福を見つめて
私達の感情が
憶する事のない愛情の清流に身を任せて
私達はまた一つ恋をする
憐れむ程に泣いた夜の帳にも
孤独に震えて小さな手を差し伸べてきた昨日の惨禍も
私達の心に創造していく主旋律の韻律を
これからも見出し、そして奏でていく
太陽が輝く午後の最中
雨粒に光る可憐な花の様相のように
あなたの存在は、私の必然になっていく

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憐憫→れんびん
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