汽水空間 ~言葉と次元の力学系へ~

身体で体感する言葉の世界をお届けします(*´∀`)♪

みやすけの詩 初冬の朝のまどろみ

2009年10月21日 | 初期中期の詩
山並に光るのは一途な太陽の光
あなたを柔らかく抱擁し
なけなしの困惑した表情をあなたに送れば
大きな瞳にまどろんでいる偽りの心情が
私の心を容赦なく困惑に躊躇させて
陽の限りのない抑揚を孕んだ誘惑を
あなたの柔肌に感じている

初冬の日がなに、あなたと佇んでいると
遠い昔に渦巻いていた不安の焦燥が
透き通るような木漏れ日に浮き出るようで
ふと眼を虚ろに伏せて
恥ずかしげにあなたの事を想ってみれば
あなたの面影は
見るも絶えない無残な冬のからくりに
巻き込まれ、無情に四方へと発散していく

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