昨年(2014年)の10月17日に「電子顕微鏡の精度が世界一に」を本ブログで紹介した。開発者は、東京大学の幾原雄一教授・柴田直哉准教授、日本電子などで、「分解能」は0.045nm(ナノメートル)。これまでは2009年の0.047nm(米ローレンス・バークレー国立研究所が出した)だった
これより半年後に、日立製作所は世界最高となる点分解能0.043nm(=43pm、10億分の43mm)を持つホログラフィー電子顕微鏡を開発した。研究内容は米物理学会専門誌アプライド・フィジックス・レターズ(2月18日付)に掲載する。
120万ボルトの加速電圧で電子を光速の95%まで加速して観察する。金属の場合、厚さが従来の約4倍の約400mまで観察できる。実験では発光ダイオード(LED)用材料の窒化ガリウムを調べ、窒素やガリウム原子を明瞭に区別できたとの事。
この顕微鏡開発は、ノーベル物理学賞候補と言われた故外村彰氏が社員として開発に携わったものである。外村氏はミクロの物理現象が立体的に見える「電子線ホログラフィー」の技術を使った電子顕微鏡を、世界で初めて1978年に実用化した。
◆電子顕微鏡の分解能
分解能とは2点の離れを見分けられる能力
1nm(ナノメートル)=10億分の1m、1pm(ピコメートル)=0.001nm
原子のサイズは約0.1nm(100億分の1m)
インフルエンザウイルスは約100nm
可視光線の波長は、400nm~760nm
朝は雨。すぐに雪となる。昼前にはまた雨となる。今日の1日は雨・・、融け残った雪がなくなるかな。
散歩で楽しい草花などの写真は撮れない・・明日は晴れると良いね。
これより半年後に、日立製作所は世界最高となる点分解能0.043nm(=43pm、10億分の43mm)を持つホログラフィー電子顕微鏡を開発した。研究内容は米物理学会専門誌アプライド・フィジックス・レターズ(2月18日付)に掲載する。
120万ボルトの加速電圧で電子を光速の95%まで加速して観察する。金属の場合、厚さが従来の約4倍の約400mまで観察できる。実験では発光ダイオード(LED)用材料の窒化ガリウムを調べ、窒素やガリウム原子を明瞭に区別できたとの事。
この顕微鏡開発は、ノーベル物理学賞候補と言われた故外村彰氏が社員として開発に携わったものである。外村氏はミクロの物理現象が立体的に見える「電子線ホログラフィー」の技術を使った電子顕微鏡を、世界で初めて1978年に実用化した。
◆電子顕微鏡の分解能
分解能とは2点の離れを見分けられる能力
1nm(ナノメートル)=10億分の1m、1pm(ピコメートル)=0.001nm
原子のサイズは約0.1nm(100億分の1m)
インフルエンザウイルスは約100nm
可視光線の波長は、400nm~760nm
朝は雨。すぐに雪となる。昼前にはまた雨となる。今日の1日は雨・・、融け残った雪がなくなるかな。
散歩で楽しい草花などの写真は撮れない・・明日は晴れると良いね。