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慢性的かゆみを微弱な電気刺激で抑制

2015-08-15 | 健康・病気
 自然科学研究機構生理学研究所の柿木隆介教授と中川慧研究員らは、「アトピー性皮膚炎など慢性的なかゆみに対し、脳に微弱な電気刺激を与えると抑制効果がある」ことを確認した。(8月13日)
 治験者の皮膚に化学物質ヒスタミンを浸透させてかゆみを誘発した後、大脳皮質に弱い電気刺激を与える方法を試みた。この方法は、脳刺激に微弱な電流を流すことで大脳皮質の興奮・抑制性をコントロールする経頭蓋直流電気刺激法(transcranial direct current stimulation:tDCS)である。治験者は感覚運動野に電気刺激を与えるため25平方センチの大きさの電極二つを頭に取り付け、1ミリアンペアという弱い電流を15分流し続けた。結果、電流を流し始めた直後から痒み知覚が減少し、さらに痒みの持続時間の短縮が確認できた。経頭蓋(がい)直流電気刺激法(tDCS)が痛みを抑制するという報告はあったが、かゆみにも効果があることが確かめられたのは今回が初めて、と言う。
 「今回の研究結果は、痒みの抑制に対する大脳皮質刺激の効果を実験的に検討した初めての報告。本研究結果は、今後の新たな痒みの抑制法の開発につながる成果だと期待できる。」と、柿木教授は言う。

 故郷でのお墓詣りは、雨だった。でも今日は小雨が降ったけど概ね晴れ。
 いつもの散歩道のいつも通るお庭のモミジアオイ。花が咲き出した、でも夕方にはしぼんでしまう1日花。大柄で鮮やかな赤、青空に映え、”夏の花”に相応しい。フヨウに似ているが、花弁が離れている。
 葉は深く3裂・5裂し、裂が浅いものもあり、「もみじ」に似ていることが名(モミジアオイ)の由来。
 モミジアオイ(紅葉葵)
 別名:紅蜀葵(こうしょっき)
 アオイ科フヨウ属(ハイビスカス属)
 北アメリカ原産
 宿根草、茎は硬くほぼ直立
 開花時期は8月~9月
 花は大きく直径10数cm、花弁は5枚で細長くて弁間は離れている
 雌しべの柱頭は5裂し下部に雄しべが付く、雄しべと合着した雌しべの花柱は長く伸びている
 (雌しべと雄しべの合着は、アオイ科の特徴)