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日本は女性の管理職が極めて少ない

2015-08-19 | 社会・経済
 政府は成長戦略のなかで、「2020年までに指導的地位に女性が占める割合を30%以上」との目標を掲げた(2014年6月)。数値目標による状況改善は評価できる、しかし日本での女性管理職は11%程であり、目標達成はどうなんだろう。
 管理職の女性が少ない原因は、女性の差別からではなく、女性の就業率が男性に比べて非常に低いからと言う。
 経済協力開発機構(OECD)の調査によると、2012年の日本の25歳~54歳までの女性の平均就業率は69.2%、スウェーデンは82.5%、アイスランドは82.3%、ノルウェーは82.1%・・日本は加盟34ヵ国中24位。日本女性の低就業率だけでなく、就業者の57・5%が非正規社員(パート、アルバイトなど)である。ちなみに、2014年2月現在の女性非正規労働者の割合は58.1%(男性22.2%)である。
 日本の成長は、「女性の活躍」の場を作り・作られて今後を期待する。
 ◆女性管理職の割合(%)
 米国(2011年)    43.1
 フランス(2011年)  39.4
 スェーデン(2011年) 34.6
 英国(2011年)    34.5
 ドイツ(2011年)   30.3
 イタリア(2011年)  25.1
 日本(2012年)    11.1 (108ヵ国・地域の96位)

 雲多いが晴れ。風があるので暑いが涼しい。
 道沿いのお庭に大きな”ネムノキ”があり、花が咲いている。花は淡紅色の大きな刷毛(はけ)の様な形である。この淡紅色の部分は雄しべの花糸、花弁は小さくて根元にあり目立たない。雌しべは雄しべが萎れると出てくる(雄性先熟)。花は甘い香りがする。
 夜になると左右の小葉が閉じる様に合わさって垂れ下がりる。この様子がまるで木が眠っているように見え、”ネムノキ”の名の由来と言う。宮城県(と山形県・福島県などの一部)では、方言として「ねむたぎ、ねぶたぎ(眠た木)」がある。漢字名の「合歓木」は、中国では”ネムノキ”が夫婦円満の象徴とされているから、との事。
 ネムノキ(合歓木)
 別名:ネム、ネブ、ネブノキ
 学名:Albizia julibrissin
 マメ科ネムノキ属
 落葉高木
 原産地は日本、朝鮮半島、中国
 開花時期は6月~9月
 両生花で雄性先熟
 果実は細長く扁平な豆果