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青少年の平日ネット利用時間は、1日平均154分

2017-03-02 | 生活
 内閣府は、青少年のインターネット利用環境に関する2016年度の実態調査結果の速報を発表した(2月27日)。
 調査は、平成21年4月1日に施行された「青少年が安全に安心してインターネットを利用できる環境の整備等に関する法律」のフォローアップのための基礎データを得ることを目的に実施した。昨年(2016年)11~12月、10歳~17歳の青少年と、同居する保護者各5,000人を対象に実施。回答率は青少年3,284人(65.7%)、保護者は3,541人(70.8%)だった。
 インターネット利用は、いずれかの機器で80.2%がインターネットを利用している。
  利用する機器は、
  スマートフォン:47.2%
  携帯ゲーム機:21.7%
  タブレット:20.9%
  ノートパソコン:17.3%
  据置型ゲーム機:11.6% など
 インターネット平均利用時間は、154.3分で前年度と比べて12.5分増となった。
 2時間以上利用する割合は、小学生32.5%、中学生51.7%、高校生76.7%。特に高校生は20.5%が5時間以上インターネットを利用し、72.1%がスマートフォンで2時間以上インターネットを利用している。
 学校種別にみると、
  高校生:207.3分
  中学生:138.3分
  小学生:93.4分 学校種が上がるとともに長時間傾向にある。
 インターネットの利用に関する家庭のルールを決めていると回答した割合は、青少年が65.0%、保護者が80.9%と約16ポイントの乖離。

 明日は3月3日、桃の節句、雛祭り。耳の日(昭和31年に日本耳鼻咽喉科学会制定)でもある。
 ”節”とは古代(唐)中国の暦からの季節の節目である。この中で奇数(陽)の重なる月日が(陰)となるとし、5節句を邪気を祓う行事とした。1月1日(元日)は別格で1月7日とし、11月11日もこの”節句”とはなるが「五行思想:万物は木・火・土・金・水の5種類の元素からなる」との対応から暦にはない。
 ”節句”は奈良時代に伝来し、平安時代から行事があった。数ある節句から江戸幕府が五節句に整理し祝日として制定した。明治初めに廃止されたが、日本の季節行事として現代も残っている伝統文化だ。節句の月日は旧暦(和暦:太陰太陽暦)である。現在は新暦(現在の暦、太陽暦:グレゴリオ暦)の3月3日で行われることが多いが、旧暦では2月3日であり、桃の節句と言われる「桃の花が咲く」にはまだ寒くて早い。
 ★日本の五節句
 1月7日 人日(じんじつ)の節句      七草の節句
 3月3日 上巳(じょうし、じょうみ)の節句 桃の節句、雛祭り(女子の節句)
 5月5日 端午(たんご)の節句       菖蒲の節句   (男子の節句)
 7月7日 七夕(しちせき、たなばた)の節句 七夕祭り
 9月9日 重陽(ちょうよう)の節句     菊の節句

 宮城野区文化センターで雛祭りの雛壇
 15人揃い7段飾り。雛人形は、内裏雛・三人官女・五人囃子・随身・仕丁。