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アルマ望遠鏡、132億光年先の銀河に酸素と塵を発見、最遠方記録を更新

2017-03-16 | 天文
 ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(イギリス)のニコラス・ラポルテ氏が率いる研究チームは、ハッブル宇宙望遠鏡で発見された銀河A2744_YD4をアルマ望遠鏡で観測し、この銀河で塵と酸素が発する電波の検出に成功した。さらに酸素が発する電波を詳細に分析し、この天体までの距離が132億光年であることを突き止めた。つまり、132億年前の銀河の姿を捉えたことになる。観測結果は、2017年3月発行の米国の天体物理学専門誌「アストロフィジカル・ジャーナル・レターズ」に掲載された。
 これまでの酸素の最遠記録は、大阪産業大学井上昭雄氏らのグループがアルマ望遠鏡を使って検出した131億光年彼方の銀河SXDF-NB1006-2であった。今回の発見は、最遠方記録の更新となる。
 塵は、星の内部で作られた元素が星の死によってばら撒かれる過程で作らる。このため、星の誕生のペースと観測された塵の総量を比較することで、塵が蓄積するのに必要な時間を求めることができる。今回の観測結果から求められたその時間は、約2億年だった。つまり、A2744_YD4の中では、観測でとらえた時期(132億年前)よりもわずか2億年前、現在から134億年前に活発な星形成活動が始まったということを示している。宇宙全体の歴史から見れば2億年というのはわずかな時間であるため、今回の成果は宇宙で最初の星や銀河の「スイッチが入った」時期に迫る大きな手がかりといえる。
 ◆天体の赤方偏移
 宇宙からの光は、宇宙膨張にともなって波長が伸び(赤方偏移)て観測される。
 今回の天体の赤方偏移は、z=8.38。これをもとに最新の宇宙論パラメータ(H0=67.3km/s/Mpc, Ωm=0.315, Λ=0.685: Planck 2013 Results)で距離を計算すると、132.1億光年となる。

 お天気は朝から晴れ。でも気温は上がらない、風が弱く、穏やかな1日となるかな。
 鉢植えの”ヒヤシンス”に花が咲いている。短い花茎に沢山の小花を付け、甘い香りが漂う。”ヒヤシンス”と共に、チューリップ、スイセン、キバナサフラン(クロッカス)が咲きだす。花色は、本来(野生種)青紫色。同じ頃に咲く”ムスカリ”も青紫色で、この色などから、別名ブドウヒアシンスとも言われる
 原産地は地中海東部沿岸で、オスマン帝国(現トルコ)で栽培され園芸化されたと言う。その後16世紀に欧州・英国に渡り、江戸末期(1863年頃)にチューリップとともに日本に来た。園芸品種は花色も豊富で、赤・ピンク・白・黄・青・紫色など。
 ヒヤシンス(風信子、飛信子)
 別名:錦百合(にしきゆり)
 ユリ科(ヒアシンス科)ヒヤシンス属
 耐寒性秋植え球根(春に花咲く秋植え球根)
   球根の表皮が花色と同じ様な色となっている(球根で花色が判る)
 開花時期は3月~5月