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情報通信研究機構ら3者、毎秒105ギガビットのテラヘルツ送信機を開発

2017-03-13 | 科学・技術
 情報通信研究機構(NICT)と広島大学とパナソニック(株)は共同で、シリコンCMOS集積回路により、300GHz帯単一チャネルで毎秒105ギガビットという、光ファイバに匹敵する性能のテラヘルツ送信機の開発に世界で初めて成功した。
 3者からなる研究グループは、昨年300GHz帯で直交振幅変調(QAM)を用いることにより、CMOS無線送信器の通信速度が大幅に向上することを実証していた。今回、290GHz~315GHzの周波数帯域を用い、通信速度を昨年の6倍にする技術を開発したことで、1チャネルあたり毎秒100ギガビットを超える送信速度を達成した。
 毎秒100ギガビットは、現在のスマートフォンと比較して100~1000倍高速で、DVD1枚分の情報を約0.5秒で伝送できる速度である。これを現在情報通信機器等で広く用いられているシリコンCMOS集積回路で実現したことにより、将来的に安価に電器製品等に搭載して普及できる可能性が高くなった。
 加えて、テラヘルツ無線の可能性は、高速で遅延の小さな通信技術の提供。ガラス製の光ファイバを伝搬する光の速度は大気中よりも遅くなるが、テラヘルツ無線は大気中を光と同じ速度で伝わるため、リアルタイム応答を必要とするアプリケーションでの利用も期待される。

 曇り。昨日の今日の天気は、雨が降るかも、の予想だったが晴れ。何時降ってもおかしくない空の雲。
 バスで見えた梅田川沿いの”サンシュユ”、枝先に黄色の蕾か花かが沢山付いている。散歩道にあるから、寄ってみた。蕾が多いが開いている花もある。もう少ししたら満開となる。春の到来を知らせる植物だ。
 秋に果実となり、果実はグミに似た楕円形で光沢がある。この様子から、別名に秋珊瑚(あきさんご)がある。江戸中期(享保七年:1722年)に朝鮮から渡来し、薬用植物として栽培された。今でもそのまま食べ、滋養・強壮の薬効がある山茱萸酒を作る。名の”サンシュユ”は中国名「山茱萸」を音読みしたもの。茱萸とはグミのこと。
 サンシュユ(山茱萸 )
 別名:春黄金花(はるこがねばな)、秋珊瑚(あきさんご)
    Japanese cornel(ジャパニーズ・コーネル)
 ミズキ科ミズキ属
 原産地は中国・朝鮮、薬用植物として18世紀に渡来
 落葉小高木
 開花時期は2月~4月
 花弁は4枚
 秋にグミのような赤い実に熟す