太陽光には可視光(ヒトの目に見える光、波長400~800nm)も含まれている。可視光は白色光と呼ばれ、白色光が物質に当たると、その物質に特有の波長の光が吸収され、吸収されずに反射・透過された波長の光の色が私たちの目には見える。つまり、多様な色を見るのは、吸収される光の波長が異なる物質があるからである。
理化学研究所の田中拓男主任研究員、レニルクマール・ムダチャディ国際特別研究員の研究チームは、アルミニウム薄膜で作った「メタマテリアル」で、可視光全域をカバーする「色」を作り出すことに成功した。
アルミニウムのナノ構造体で「色」を作る
半永久的に失われず塗料より軽い「メタマテリアル・カラー」
光の波長よりも小さいナノメートル(nm、1nmは 10億分の1m)サイズの構造体(ナノ構造)を大量に集積化して自然界の物質では実現できない光学特性を持たせた人工物質をメタマテリアル(meta-material)と呼ぶ。
研究チームは、スピンコーティング法、電子ビームリソグラフィー法、真空蒸着法などを駆使して、シリコン基板上の薄いレジスト材料の上に厚さ45nmのアルミニウム薄膜を塗布し、座布団形状のナノ構造を大量に作製する微細加工技術を確立した。その結果、①青と緑の理研のロゴマークの再現、②四角形の1辺の長さと四角形同士の間隔の組み合わせを変えることで、可視光全域の色をカバーするカラーチャートの作製、③異なる色を出すナノ構造を混在させることで黒色の発色に成功した。 「メタマテリアル・カラー」はアルミニウムの酸化被膜のおかげで半永久的に退色せず、インクよりもはるかに軽いため、高解像度ディスプレイとしての利用、光の散乱を避けたい光学機器(例えば大型望遠鏡)の内壁の黒色塗装などに応用できると期待される。
晴れ。風がとても強い。気温が上がり、暖かい。
畑に植えた”オオアマナ”の花が咲いている。花は日が当たると開き、陰ると閉じる。咲いているのを見たのは、お昼近く。
”オーニソガラム”は、園芸では30種程が栽培されており、耐寒性種のアラビカム、ウンベラツム、ナルボネンセ や 半耐寒性種のドゥビウム、ミニアツム、ティルソイデス などが代表的である。和名で”オオアマナ(大甘菜)”と呼ばれるのは、ウンベラツム種(学名:Ornithogalum umbellatum)である。
名(オオアマナ:大甘菜)の由来は、アマナ(ユリ科アマナ属の多年草、食用できる)に花が似ているから。ただし、本種は有毒なので食べられない
オオアマナ(大甘菜)
別名:Ornithogalum(オーニソガラム)
学名:Ornithogalum umbellatum
ユリ科オーニソガラム属
原産地はヨーロッパ、南西アジア
日本には明治時代の末期に渡来
開花時期は4月~6月
株の中央から花茎を伸ばし、頂部に総状花序を付ける
花は径3cm程で6花被片からなる(外側の3枚は萼が花弁状に変化したもの)
理化学研究所の田中拓男主任研究員、レニルクマール・ムダチャディ国際特別研究員の研究チームは、アルミニウム薄膜で作った「メタマテリアル」で、可視光全域をカバーする「色」を作り出すことに成功した。
アルミニウムのナノ構造体で「色」を作る
半永久的に失われず塗料より軽い「メタマテリアル・カラー」
光の波長よりも小さいナノメートル(nm、1nmは 10億分の1m)サイズの構造体(ナノ構造)を大量に集積化して自然界の物質では実現できない光学特性を持たせた人工物質をメタマテリアル(meta-material)と呼ぶ。
研究チームは、スピンコーティング法、電子ビームリソグラフィー法、真空蒸着法などを駆使して、シリコン基板上の薄いレジスト材料の上に厚さ45nmのアルミニウム薄膜を塗布し、座布団形状のナノ構造を大量に作製する微細加工技術を確立した。その結果、①青と緑の理研のロゴマークの再現、②四角形の1辺の長さと四角形同士の間隔の組み合わせを変えることで、可視光全域の色をカバーするカラーチャートの作製、③異なる色を出すナノ構造を混在させることで黒色の発色に成功した。 「メタマテリアル・カラー」はアルミニウムの酸化被膜のおかげで半永久的に退色せず、インクよりもはるかに軽いため、高解像度ディスプレイとしての利用、光の散乱を避けたい光学機器(例えば大型望遠鏡)の内壁の黒色塗装などに応用できると期待される。
晴れ。風がとても強い。気温が上がり、暖かい。
畑に植えた”オオアマナ”の花が咲いている。花は日が当たると開き、陰ると閉じる。咲いているのを見たのは、お昼近く。
”オーニソガラム”は、園芸では30種程が栽培されており、耐寒性種のアラビカム、ウンベラツム、ナルボネンセ や 半耐寒性種のドゥビウム、ミニアツム、ティルソイデス などが代表的である。和名で”オオアマナ(大甘菜)”と呼ばれるのは、ウンベラツム種(学名:Ornithogalum umbellatum)である。
名(オオアマナ:大甘菜)の由来は、アマナ(ユリ科アマナ属の多年草、食用できる)に花が似ているから。ただし、本種は有毒なので食べられない
オオアマナ(大甘菜)
別名:Ornithogalum(オーニソガラム)
学名:Ornithogalum umbellatum
ユリ科オーニソガラム属
原産地はヨーロッパ、南西アジア
日本には明治時代の末期に渡来
開花時期は4月~6月
株の中央から花茎を伸ばし、頂部に総状花序を付ける
花は径3cm程で6花被片からなる(外側の3枚は萼が花弁状に変化したもの)