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スギ花粉症に対する腸管免疫を利用した新しい免疫療法

2017-05-11 | 健康・病気
 スギ花粉は、気候の違いから飛散時期には違いがある。東北では、2月・3月・4月が激しく、5月6月も多い。花粉症の方にとってはつらい季節だ。国民病とも称される程で、3割の方が罹患している、とか。
 九州大学の中川尚志教授、九州大学病院の村上大輔助教、澤津橋基広講師らの研究グループは、「腸管免疫を利用した新しい免疫療法、カプセルを飲んで治す治療」を2010年からこの研究・治験を行ってきた。
 カプセルの中には、スギ抗原と多糖体の一種であるガラクトマンナンとの複合体が含有されており、これを花粉が飛散する前と飛散中の約2ヵ月の間毎日服用する方法である。その結果、安全性も確認され、鼻症状、目の症状を軽減するだけでなく、治療のための薬物を減らす効果が認められた。
 スギ抗原-ガラクトマンナン複合体を用いた腸管免疫を利用した免疫療法は、従来の免疫療法では実現できなかった短期間で治療効果が期待できる新しい免疫療法。標準的治療に比べ、約6割、抗アレルギー薬を減らす効果が認められた。
 今後、アレルギー体質を改善する新しい治療につながる可能性がある。

 塀の植栽の根本に”ミヤマホタルカズラ”の花が沢山咲き出した。花は星形で、小さい(花径1.5cm前後)。花色は青色で、青色と白色の”ザ・スター”と呼ばれる花もある。茎は枝分かれしながら地面を這い、マット状に広かっている。茎には細く小さな固い葉が付いている。ロックガーデンとして人気がある。
 名のホタルは、花色が美しい鮮かな青色で蛍光色を帯びている様に見え、これを「ホタル」に例えたと言う。
 ”ミヤマホタルカズラ”は常緑低木で、ムラサキ科の植物である。同じ様な花が咲く”ホタルカズラ(蛍葛)”は、ムラサキ科ムラサキ属の多年草である。
 ミヤマホタルカズラ(深山蛍葛)
 別名:リソドラ(Lithodora)
 ムラサキ科ミヤマホタルカズラ属(リソドラ属)
 耐寒性常緑匍匐性低木(多年草扱い)
 原産地はヨーロッパの南西部
 開花時期は4月~5月