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メダカのたんぱく質で実験し、骨を作る仕組み解明

2017-05-21 | 医学
 京都大学の森和俊教授の研究グループは、「骨を作る役割を果たす、たんぱく質の詳しい働き方を突き止めた」と発表した(5月12日)。成果は米科学誌ジャーナル・オブ・セルバイオロジー(電子版)に掲載された。
 森和俊教授は、これまでに小胞体が細胞内の不良品を見つけて分解する仕組みを解明するなどを研究。2014年に「ラスカー賞」を受賞した。
 たんぱく質「BBF2H7」は、脊椎動物では骨などの器官を作るのに欠かせない。これをメダカを使い、小胞体(細胞の中でたんぱく質の品質管理をする組織)にある「BBF2H7」を働かなくして観察した。尾が短く、短命だったため原因を調べた。結果、「BBF2H7」が器官(骨など)の形成に必要な大きな物質を細胞外に運ぶために乗り物のようなものを作っていることが判明した。先天的な骨の異常などの病気の治療に役立つ可能性があると言う。
 ◆ラスカー賞
 アルバート・ラスカー医学研究賞(ラスカー賞)は医学で主要な貢献をした人に与えられ、アメリカ医学会最高の賞である。ラスカー賞は、ラスカー財団によって運営されている。アルバート・ラスカーと彼の妻によって1946年に始まる。
 ラスカー賞は「アメリカのノーベル生理学・医学賞」とも呼ばれ、受賞者のうちの76人が、ノーベル生理学・医学賞を受賞している。
 以下の4部門がある。
 アルバート・ラスカー基礎医学研究賞
 ラスカー・ドゥベーキー臨床医学研究賞
 メアリー・ウッダード・ラスカー公益事業賞
 ラスカー・コシュランド医学特別業績賞

 今日も良い天気。風もないので、歩けば汗ばむ程だ。
 日の光が強い時は、白い花の撮影は難しい。塀に絡まって満開に咲いている”ナニワイバラ”の花、上手く撮れない。
 花は径7~8cm位の5弁花、中心には黄色い雄しべが沢山。秋には実が赤橙色に熟す。実は生薬となり、金桜子(きんおうし)と言い、止瀉・縮尿などの薬効があると言う。
 名(ナニワイバラ:浪花茨・難波茨)の由来には諸説あり、中国(か台湾)から江戸時代に難波商人によって持ち込まれたから、の説がある。難波商人でなく植木職人の説、もある。
 ナニワイバラ(浪花茨、難波茨)
 バラ科バラ属
 学名:Rosa laevigata
 蔓性植物、 蔓蔓には鋭い棘がある
 原産地は中国南部・台湾
 開花時期は5月~6月
 花は白花、径7~8cm位の5弁花、中心には黄色い雄しべが沢山
 秋には実が赤橙色に熟す