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摂食行動は本能だった、視覚情報を結ぶ神経回路を発見

2017-05-22 | 医学
 国立遺伝学研究所の武藤彩助教、川上浩一教授らの研究チームは、モデル生物のゼブラフィッシュをもちいて、獲物を視覚的に認識したときに摂食行動を引き起こす脳の仕組みについて明らかにした。研究成果は、平成29年4月20日に英国オンライン・ジャーナル Nature Communications に掲載された。
 摂食行動、食べものを見ただけで反射的に食べたくなる。この摂食行動が、過去の摂食経験から学んだものなのか、生まれたときから備わっているものなのか、は分かっていなかった。
 本研究では、モデル生物であるゼブラフィッシュの稚魚を用いた実験から、摂食経験が全くない稚魚であっても、餌により視覚が刺激されたときに、脳の「獲物検出器」と呼ぶべき神経細胞集団を介して、視床下部の摂食中枢が活動することを、カルシウムイメージングの手法を用いて示した。これには、神経活動を可視化するGCaMPを脳の特定の領域に導入した。
 研究により、餌を見たときに、その情報を食欲へ変換する神経回路が生まれながらに脳内に存在し、その神経回路の活動によって摂食行動が引き起こされることが明らかになった。
 ◆カルシウムイメージング
 神経細胞が興奮すると細胞内のカルシウムイオン濃度が一過的に上昇する。これを利用して、神経細胞内に導入したカルシウム蛍光指示薬の蛍光強度変化を顕微鏡にとりつけたカメラにより記録することにより、脳活動を観察する手法。
 GCaMP:カルシウムが結合すると蛍光強度が増加するように設計された人工的なタンパク質

 今日も良い天気。もう初夏・夏と思う。昨日は畑で水やり、今日の水やりは休み、明日は水やりが要るかな。
 玄関前に植えられている”ヒメライラック”に花が咲き出している。花の近くに寄ると、とても良い香りがする。名(ヒメライラック)の如く、”ライラック”より花も房も小振りで木も小さい。和名は”ハシドイ”(ライラックと同属)より小さい(低木)ので”チャボハシドイ(矮鶏丁香花)”。
 モクセイ科だから香りも花形も”キンモクセイ(金木犀)”に似ている。花色は違うけど、「春の金木犀」と呼ぶ方がいる。
 ヒメライラック(姫ライラック)
 別名:矮鶏丁香花(ちゃぼはしどい)
 モクセイ科ハイドイ属(シリンガ属)
 落葉低木、丈は1~1.5m位
 原産地は中国
 開花時期は4月~5月
 円錐花序を出し、小花を密に付ける
 花は先が4裂したラッパ形
 花色は薄紅~濃紅色を見かけるが、白・青・紫色種もある