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iPS細胞の中からがん化する恐れがある細胞を取り除く技術を開発

2017-05-19 | 医学
 京都大学の斉藤博英教授らは、iPS細胞の中から、がんになる恐れのある不要な細胞を約2時間で除去できる薬剤を開発したと発表(5月18日)。iPS細胞を移植治療に使う再生医療の安全性を高められる。成果は米科学誌セル・ケミカルバイオロジー(電子版)に掲載。
 iPS細胞から神経・心筋などの細胞を人に移植する場合、未分化なiPS細胞(変化しないまま残ったiPS細胞)はがんなどの腫瘍になるリスクがある。現在は高額な機械を使って取り除く必要があり、より簡単で安価な手法が求められていた。
 開発した薬剤はアミノ酸の集まりでできた「ペプチドD-3」と呼ぶ化合物。変化していないiPS細胞と心筋の細胞に育ったものを混ぜ、開発した薬剤を加えた。2時間ほどで変化しないままの細胞がほぼ消えた。正常な心筋細胞には影響が出なかったという。マウスの精巣に移植したところ、薬剤を混ぜた場合は腫瘍ができなかったが、添加しない場合は8つの精巣のうち7つで腫瘍ができた。
 チームは「短時間で簡便に除去できる。iPS細胞を利用する再生医療の安全性を高めるのに役立てたい」としている。
 ◆iPS細胞は何故がん化する可能性があるのか
 iPS細胞が腫瘍化するには、大きく2つの理由が考えられている。
 1、iPS細胞から目的の細胞へ分化させる際に分化が不完全で、未分化なiPS細胞が混入する。このため、テラトーマと呼ばれる奇形腫(良性腫瘍)が形成されてしまう。
 2、iPS細胞を作製する過程や培養する過程でゲノムに傷がつき、iPS細胞が腫瘍化してしまう。

 天気は晴れ。気温は高くなく、風もないので過ごし易い。昨日植えたトマト・ナスの苗は元気・・良かった。
 近所のお庭で見つけた”ラナンキュラス・ゴールドコイン”。雑草やら他の花と一緒に咲いている。花径2cm前後の八重の光沢のある黄色い花で、名(ゴールドコイン)の様に金貨の花を思わせる。
 キンポウゲ(ラナンキュラス)属の植物は世界中に500種以上が分布すると言われる。園芸で”ラナンキュラス”の名前で出回っているのは、その中の”ラナンキュラス・アシアティクス(Ranunculus asiaticus)”からの改良品種が多くを占める。”ラナンキュラス・ゴールドコイン”は、中央アジア原産のレペンス種(Ranunculus repens:ハイキンポウゲ)を改良した園芸品種と言う。
 ラナンキュラス・ゴールドコイン
 英名:Ranunculus 'Gold Coin'
 学名:Ranunculus repens cv.Gold Coin
   ラナンキュラスの別名は、花金鳳花(はなきんぽうげ)
 キンポウゲ科キンポウゲ属(ラナンキュラス属)
 原産地は西アジア・トルコ地方
 園芸種は、半耐寒性の球根性一年草として扱う
 開花時期は4月~6月
 花径2cm前後、花色は光沢のある黄色(黄金色)、八重咲