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体内時計ずらす新たな遺伝子を発見

2018-04-01 | 医学
 東京大学深田吉孝教授と吉種光助教らは、刺激を与えると細胞の中にある体内時計を変化させる新たな遺伝子を見つけた。
 マウスや人などの細胞を使った実験で、細胞が刺激を受けると反応する「ASK」という遺伝子を働かなくすると、細胞内部のたんぱく質濃度の周期は変化しなくなった。細胞の外側を塩分や糖の濃度が高い状態にすると、たんぱく質濃度の変化の周期が正常よりも長くなった。「ASK遺伝子」が働かないようにしたマウスでは、体内時計が光の刺激を受けても変化しにくかった、と言う。
 この成果は、体内時計の解明だけでなく、睡眠障害の治療などにも役立つ可能性がある。
 ◆体内時計
 「体内時計」とは、体内の時間軸を調整するシステムである。体内には時間のリズムを刻むメカニズムがあり、1日単位で調整している。体内時計は、1日24.5時間の周期で動く。
 この体内時計を形づくっているのが数多くの「時計遺伝子」。1997年に哺乳動物の「時計遺伝子クロック(Clock)」が発見され、体内時計は脳だけでなく、末梢(まっしょう)臓器全てで機能していることが判明した。脳の「視交叉上核(しこうさじょうかく)」と呼ばれる部分に主(親)時計があり、同時に内蔵や血液などの末梢組織には、それぞれ個別に動く副(子)時計が機能している。主時計が”世界標準時”とすると、おびただしい数の”ローカル時間”(副時計)が体中にあることになる。この体内時計の針が狂うと、睡眠障害、うつ病、肥満、糖尿病などの代謝障害や、免疫・アレルギー疾患、さらにがんの発症にもつながることが分かってきた。
 ◆体内時計を狂わせないための生活上の工夫
 1.朝の光は推奨しますが、夜の光(スマホ、PC)は夜型化を助長するのでやめましょう。
 2.朝食をしっかり摂り、末梢時計(副時計)に朝を教えましょう。
 3.休日もできるだけ起床時刻を守り、平日と2時間以上ずれないようにしましょう。
 4.カフェインを含むお茶やコーヒーは、就寝4時間前までに済ませましょう。
 5.朝から夕までの運動は推奨しますが、夜遅い運動は夜型化と入眠障害になりやすいのでやめましょう。
 6.昼寝をするなら午後3時までに、長くても30分以内にしましょう。
 7.明る過ぎる寝室は良くないので、影響が弱い赤色系の電球を利用するようにしましょう。
 8.寝酒は深い睡眠を得られにくいのでやめましょう。
 9.食事はできるだけ就寝2時間前までに済ませましょう。
 10.夕食が遅くなるときは、18時頃に分食(主食)を摂り、夜遅い食事は軽い低カロリー食にしましょう。
 参考資料:睡眠障害の診療・治療ガイドライン研究会2002.健康づくりのための睡眠指針2014(厚生労働省、平成26年)

 今日の天気は晴れ・少し雲が多い。
 しばらく晴れの天気で、雨も降らない。今日の畑作業は、ジャガイモの植え付け。
 畑の隅は、資材などが置いてある。そこに、紫色の4弁花が咲いている。”ムラサキハナナ”の花だ。私は種を植えた記憶がない、近所でも見かけない。・・どこから来たのだろう。
 調べてみたら、中国原産の帰化植物で、江戸時代から日本で栽培されている、と言う。
 また、この花には色々な名前が付けられている。
  ムラサキハナナ:紫花菜
  オオアラセイトウ:大紫羅欄花
     牧野富太郎博士の命名による正式和名
     アラセイトウ(紫羅欄花)”とはストック(Stock) の和名
  ショカツサイ:諸葛菜
     三国時代の諸葛孔明が、これを兵の食糧用に栽培した
  シキンソウ:紫金草
     中国の南京紫金山から種子を持ち帰った(1939年)
  シキンサイ:紫金菜
  ハナダイコン:花大根
     別にハナダイコン属ハナダイコン(花大根)が存在する
 ムラサキハナナ(紫花菜)
 別名:オオアラセイトウ (大紫羅欄花)・・正式和名
 学名:Orychophragmus violaceus
 アブラナ科オオアラセイトウ属(ムラサキハナナ属)
 一年草
 原産地は中国、日本へは栽培種(観賞用、油を採取)として渡来。 今では野生化。
 開花時期:2月~5月
 4弁花、4枚が十字状
 花色は淡い紫色~紫色、花期の後期では徐々に花弁の色が薄くなり、最終的には白色に近くなる
 雄しべと雌しべは黄色