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固形がんの治療に効果を示す新手法の細胞療法を開

2018-04-04 | 医学
 山口大学玉田耕治教授らの研究チームが、「免疫機能をコントロールする能力を付与した次世代CAR-T細胞(Prime CAR-T細胞)の開発について、IL-7と呼ばれるサイトカインとCCL19と呼ばれるケモカインの両方を同時に産生する能力を有するCAR-T細胞を新規に開発した」。肺がんなど固形がんの治療に効果を示す新手法で、がん細胞をマウスに移植して確かめた。
 CAR-T細胞療法は、患者から取り出した免疫細胞を遺伝子操作してがんを攻撃する力を高めて再び体内に戻す治療法。これまで急性リンパ性白血病など血液がんの治療で米国などで承認されている。しかし、固形がんでは効果はまだ確立されていない。
 玉田教授らは、T細胞という免疫細胞にがんの表面にある特定のたんぱく質に付く分子と、T細胞を活性化させる「インターロイキン(IL)7」と、「CCL19」という二つの生理活性物質を遺伝子操作して導入した。
 肺がんなどの細胞を移植したマウスに、CAR-T細胞療法をしたところ、ほぼすべてでがんが消失し、生存期間が4ヵ月以上だった。血液がんの治療に使われる従来のCAR-T細胞療法では大半の生存期間が約2ヵ月以内だった。
 再びマウスにがん細胞を移植しても増殖しなかったほか、遺伝子導入した免疫細胞だけでなく、もともとマウスの体内にあった免疫細胞も活性化したという。
 玉田教授は「固形がんでこれほど効果が出たのは他に例がないのではないか。2年以内に臨床研究につなげたい」と話している。
 ◆がん
 我が国の第1位の死亡原因はがん。2016年の死亡総数に占める割合は28.5%で、これは全死亡者の約3.5人に1人はがんで死亡したことを意味する。
 がんに対する効果的な治療法・再発予防法の開発が急務である。
 がん免疫療法の研究開発は、従来の外科療法、化学療法、放射線療法とは異なる第4のがん治療法として進展している。特に、CARの遺伝子導入によりがんに対する反応性を高めたT細胞を患者さんに投与するCAR-T細胞療法は、極めて有望な新技術として注目されています。各国で臨床試験が進行しており、白血病やリンパ腫などの血液がんに対して優れた治療効果が報告されている。

 晴れ。夕方から雨の予報。
 郊外の公園。”レンギョウ”の黄色(山吹色)の花が咲いている。1本だけだ。木の周りには、昨日紹介した”つくし”がビッシリと。
 今の季節は”レンギョウ”の花が盛りだ。公園や庭などで見かける”レンギョウ”は、”レンギョウ(連翹)””チョウセンレンギョウ(朝鮮連翹)””シナレンギョウ(支那連翹)”の3種類である。いずれも良く似ており、ある説では、3種の違いは、”レンギョウ”と”チョウセンレンギョウ”は枝が垂れ、”シナレンギョウ”は直立する。茎の髄は、”レンギョウ”が中空で、”シナレンギョウ”と”チョウセンレンギョウ”は薄い隔膜が階段状につく。・・とある。
 公園・庭木などでは枝が直立しているシナレンギョウが多く、塀としているのはレンギョウ・チョウセンレンギョウが多いようだ。
 このレンギョウは、花弁が幅広なので”レンギョウ(連翹)”・・と思う。また、レンギョウ属は雌雄異株なので、雄花・雌花があることになる・・私には勉強不足で判らない。
 レンギョウ(連翹)
 モクセイ科レンギョウ属
 落葉性低木広葉樹
 レンギョウ属を総称して”レンギョウ”と言う
 原産地は中国、渡来は江戸時代の初めか
 雌雄異株
 開花時期は3月~4月
 花は4弁で2~3cm、花色は黄色(山吹色)
 葉が芽吹く前に、細い枝に沢山咲く