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葉の乾燥を抑える化合物を見つける

2018-04-16 | 園芸
 名古屋大の木下俊則教授(植物生理学)と佐藤綾人・特任准教授(合成化学)らの研究チームは、「植物の葉が乾燥でしおれるのを抑える新たな化合物を見つけた」(4月9日、国際科学誌「プラント・アンド・セル・フィジオロジー」に発表)。
 研究チームは、葉の表面から水分を外に出す気孔に注目し、2万5千種類の化合物の中から気孔の開閉の制御にかかわる物質を探した。これより、9種類の化合物に気孔を閉じる作用があることを突き止めた。うち1種類をマルバツユクサの葉に吹きかけると、気孔が開くのをほぼ100%抑えられた。バラや麦でも葉がしおれるのを抑制することを確認。この化合物の作用で気孔が閉じ、植物内の水分が逃げるのを防ぐという。
 生け花や農作物の乾燥対策に役立つと期待される。今後、実用化に向けて、農薬メーカーなどと共同研究を進めたいと言う。
 ◆マルバツユクサ
 マルバツユクサはツユクサ科ツユクサ属の植物。ツユクサに似ているが葉先が丸い。
 花は7月~10月に付く。花を包む苞は短い柄があって扇形から洋梨型で立った毛がある。苞の基部は両側が合着して漏斗状になる。花はツユクサよりやや小柄で青い花弁は長さ4~5mmほど。

 雲が多いが、晴れ。風が少し強くあり、冷たい。最高気温は15℃位か。
 散歩道で、昨年夏~秋に赤い実を付けた”スグリ”を見た。花が咲いている。
 赤い実はルビーの様に透明感があり、とても綺麗だ。子供の頃の懐かしき思い出の実でもある・・青い実も赤い実も食べた。
 ”スグリ”はスグリ属の総称名として、また果樹として利用されるスグリ類の一般名として使われる。この”スグリ”は、”フサスグリ(房酸塊)”。果実の色が赤白あり、赤色の系統をアカスグリ(赤すぐり、レッドカーラント)、白色の系統をシロスグリ(白すぐり)と呼ぶ。黒色の”スグリ”・・クロスグリ(カシス)・・は別種。
 フサスグリ(房酸塊、房須具利)
 スグリ科(ユキノシタ科)スグリ属
 落葉低木(高さ1.0m~1.5m)
 原産地はヨーロッパ、明治の始めに渡来
 開花時期は4月~5月
 収穫期は6月~7月(期間は1~2週間程)